地元出身者だからできる地域貢献を
業務の対人シフトを電子化で支える

かちどき薬局久喜店

所在地 埼玉県久喜市
開局

1998年

店舗数

20店舗

常駐薬剤師数 3人
立地 病院門前
導入年月 2020年6月
導入前の状況 紙薬歴

インタビュー動画

東京都内を中心に店舗展開するかちどき薬品グループは、20年夏にグループ全店舗で『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を導入した。埼玉県北東部の久喜市内にある、かちどき薬局久喜店で、導入後の業務内容の変化について、薬剤師の村田企哉さんに話を聞いた。

導入の目的

業務の効率化(グループ全店舗導入)

導入の決め手

簡易な操作性、薬剤師業務をサポートする機能

得られた効果 薬歴記載時間の短縮と、加算取得の記録と心理的ハードルの低下

最初に村田さんの簡単なプロフィールを教えてください。

長年別の薬局に勤めていましたが定年退職となり、2020年3月、地元にあるこちらの薬局に再就職しました。

『CARADA 電子薬歴』導入の約3か月前ですね。当時はまだ紙薬歴でした。電子化に関してはどう思われましたか。

前職時代は電子薬歴を使用していました。ただ、紙薬歴の時代も長く経験しているので、どちらでもとくに対応に問題はありませんでした。抵抗感もありませんでした。

『CARADA 電子薬歴』での薬歴作成はどのようにされていますか。

投薬口にノートパソコンごと持って行って、服薬指導しながら、患者さんとのやりとりもその場で打ち込んでしまっています。薬歴作成の時間は紙の時代から比べれば圧倒的に短くなっています。

指導ナビは使っていますか。

はい。ふだんは指導ナビをベースにしています。初めて使用したときは、こういうことまでシステム化できるのか、という驚きがありました。紙薬歴時代に使っていた定型文のゴム印が無数に内蔵されていて、かつ自動表示されるようなものですから。以前利用していた電子薬歴にもこのような機能はありませんでしたね。

指導ナビは経験の少ない薬剤師にはとりわけ便利なツールです。いま受け入れている実習生には、私の監督下で服薬指導をする際には、まずは指導ナビの指示通りにしなさいと言っています。長年実習生の指導にかかわっていますが、何を話せばいいのか、何を聞けばいいのかは、場数を踏まないと自分で判断できるようにはなりません。患者さんを前にして固まってしまうようなケースすらあります。

対人関係の業務は、社会に出たことのない人間にとっては敷居の高いものです。電話の対応ひとつでも緊張するものですからね。

そういうものだと思います。指導ナビを使えば指針になるので、彼らも安心して投薬口に向かえます。もちろん指導の意図、意味などは自身で考える必要があります。

紙薬歴時代と比較して変わったことはありますか。

薬歴作成の時間が短くなったこと。ファイルの棚がなくなったこと。ボールペンのインクが減らなくなったこと(笑)。加算を積極的に取れるようになったことです。薬歴の内容が充実していますし、加算に対してのコメントも必ず入れるようにしているので、個別指導が入ってもとくに指摘されるような点はないと思います。紙薬歴時代はそういった加算が取得できる例も服薬指導だけではなく、薬歴記載のハードルがありました。

加算はどういった種類のものが多いのですか。

門前のクリニックが小児科なので、乳幼児加算と、喘息関係のハイリスク薬加算。週に何度か糖尿病専門とする内科の医師も来られるので、糖尿病関係のハイリスク薬加算もあります。

村田さんは久喜市の薬剤師会での活動にも積極的に関わってきたベテラン薬剤師。

家族情報をワンクリックで呼び出せる

指導ナビ以外で、便利だと思う機能はありますか。

3点あります。もっとも気に入っているのは、ワンクリックで家族の情報を出せることです。小児科中心なので、きょうだい揃って来られるケースも少なくありません。お兄ちゃんが来ているときに、そういえば先日は妹さんが来ていたとわかれば、妹さんのおかげんはいかがですかという確認ができます。

2点目はToDo機能です。小児喘息の患者さんで、吸入器が必要になるケースでは、フォローアップが欠かせません。あらかじめ日にちを設定しておけば、当該日には画面で知らせてくれます。

3点目は患者さんをカテゴライズして検索、一括呼び出しできるマークです。近隣に児童養護施設があって、そこの患者さんの処方箋が10枚、20枚とまとまって来ることがあります。薬歴を一括して呼び出すことで効率を上げられます。

かちどき薬局さんは全社的に地域密着を方針にしています。かかりつけにも積極的だと聞いています。

かかりつけは、小児喘息、食物アレルギーをお持ちのお子さんがいる親御さんを中心にお声がけするようにしています。喘息の吸入指導、発作時の対応、食物アレルギーで万一アナフィラキシーショックが起こった場合の対処など、いつでもサポートできるので親御さんにとっても安心につながるのではないでしょうか。

私は学校薬剤師も務めていて、アドレナリン自己注射薬の使い方など、いざというときの対応について、学校の先生、保険室の先生らに定期的に講義をしています。病院、薬局も含めて、こうした地域全体で子どもを見守る体制作りは必要だと感じています。

最後に、今後の展望について教えてください。

久喜は私の地元でもありますし、地域に密着した活動を続けていきたいと考えています。これは余談ですが、いま一緒に働いている薬剤師は、以前私が勤めていた別の薬局に実習生として来ていました。10年以上たって、また一緒に働いているというのは感慨深いものがあります。そういうことがあるのも、地元というつながりがあるからでしょう。

いくら地域密着をうたっていても、やはりその地域への愛着がないと難しい部分はあると思います。地元出身の方がそれを担うのは合理的です。

最近になって、薬科大学が実習を地元に帰ってやることを推奨しているのも、そうした理由からだと思います。かかりつけひとつとっても、人とのつながりや信頼があってこそ成り立つものですから。

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