岡田 浩
和歌山県立医科大学薬学部 社会・薬局薬学研究室 教授
自身の投薬は一方的なものになりがちでした。
エンパワーメントの概念を教えていただいたことで、より患者様に伴走できる薬剤師になれそうです。
今まで自分が行っていたものは指導であり、患者に気づきを与えるというよりかは、押しつけだったのではないかと思いました。これからは自分の持っているハンマーを捨て、患者さまに寄り添っていきます。
講座の内容には、自分の尊敬する先輩の服薬指導に共通するポイントが多々見受けられて、自分がなぜその先輩を尊敬しているのかを論理的に理解することができました。初めは意識的にエンパワーメントを用いて患者さんとの会話を試みたいと思いました。
患者さんから知らないことを聞かれる恐怖心がすこし無くなり、こちらから問いかけをできるようになりました。その結果、患者さんが医師から言われたことを話してくれたり、質問をしてくれたりするようになりました。
(講座で配布・説明してもらう)サポート資材を利用してエンパワーメントを行ったら、患者さん自ら「食事は難しいけど、運動ならできそうな気がする」と言ってくださり、少し実践できた気がして嬉しかったです。