エール薬局吉原店
所在地 | 山形県山形市 |
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店舗数 | 200以上/グループ全体 |
常駐薬剤師数 | 3人 |
立地 | 精神科前 |
導入年 | 2020年 |
導入前の状況 | 紙薬歴 |
処方箋枚数 | 最大120枚/日 |
エール薬局吉原店は、本部から電子薬歴システム導入の打診があるたびに、それを断ってきた。積み上げてきた顧客データの引継ぎに不安があったからだ。しかし、『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)導入の打診に、ついに紙との決別を決めた。同店の管理薬剤師に、決断に至った経緯と導入後の運用について話を聞いた。
電子への移行障壁 | 複雑な処方内容をどう電子薬歴に反映するかがハードル |
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障壁の克服 | メモ機能やマーク機能をフル活用して運用 |
得られた効果 | 指導文例や添付文書がすぐに見られて指導がしやすくなった |
電子薬歴の導入については、5~6年前から何度も打診がありましたが、そのたびに断っていました。それぞれの患者さんの処方内容に細かい違いがあって、その情報の引継ぎに不安があったからです。たとえばある患者さんは基本的には一包化、Aという薬だけは別という指定になっている。その場合、一包化の薬剤はカッコでくくり、AはPTPで出すのでマルで囲む、といった独自のルールを設けて、細かく対応していたわけです。それをどうやって電子薬歴に反映させることができるのか、その解決策が浮かばない。それが電子薬歴導入に反対してきた理由でした。
電子薬歴の必要性については時代の要請ですからわかってはいたのです。タイミングの問題でした。
「患者メモ」欄を活用しています。たとえば一包化+下剤は別というように。表記方法も上段に一包化、下段にPTPのようにルールを設けて、事務の方にも協力をいただきながら運用しています。スムーズに移行できたかといえば、正直なところ苦労したんですけどね(笑) 必要な情報量に対してメモ欄のスペースが足りないとか。
いまは「患者マーク」を活用することでその点をカバーしています。このマークは一包化というように決めて。ひとめでわかるので便利ですね。
当店の患者さんのメインは精神科です。質問ひとつするにも慎重さが求められますし、非常に難しい。でも『CARADA 電子薬歴』は聞く項目が複数用意されているので差し支えないものを選んで質問できます。患者さんも、画面を確認しながらの質問ということで、何かしらの根拠に基づいていると受け止められているようで、スムーズに答えてくださいます。その積み重ねで、薬歴内容が手書き時代よりも濃くなっていると思います。
申し送り事項も手書き時代に比べて確認しやすくなりました。手書きは判読が難しい場合もありましたし…。いまは「To Doリスト」の活用を始めているところです。申し送りよりも緊急性の高いものはこちらでというように。
患者さんに対応しながら、すべてその場で終わらせています。常勤3名とパート2名の薬剤師全員です。特訓しました(笑) 最初は店頭では仮保存して、バックヤードのパソコンで情報不足を補ったりすることもありましたけどね。薬歴作成のために残業するようなことはありません。
なるべく取りたいとは思っていますが、現状すべてというわけではありません。そこは患者さんによる部分も大きいので。お話くださる方、データを提供してくださる方については取るようにしています。その際には『CARADA 電子薬歴』の指導文も参考にしています。
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