コンビニ併設の多忙な調剤薬局
『CARADA 電子薬歴』導入後、薬歴記載時間は激減

溝上薬局芦屋中央病院前店

所在地 福岡県遠賀郡
開局

2018年

店舗数

70以上/グループ全体

立地 病院の近く
導入年 2020年10月
導入前の状況 他社システム利用

インタビュー動画

「ローソン+MIZ」(ローソンミズ)は溝上薬局がローソンと提携して九州エリアに展開する調剤薬局複合型コンビニの名称だ。同芦屋中央病院前店は、2018年3月、芦屋中央病院の移転開院とともに、その門前にオープンした。『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下、『CARADA 電子薬歴』)を導入したのは20年10月。同店で薬剤師業務をこなしつつ福岡県のエリアマネージャーも兼務する上野龍二さんに話を聞いた。

導入の目的

薬歴作成時間の短縮、算定要件を満たす薬歴内容の記載

導入の決め手

実際に操作した際に「サクサク」動作したこと

得られた効果 薬歴作成時間の短縮、フォローアップ対象患者の管理にかかる時間の短縮

店の前の駐車場にはひっきりなしに車が入ってきます。相当忙しそうですね。

午前中から夕方近くまで混みあいます。患者さんの数で言えば、グループの店舗のなかでも多いほうだと思います。

患者さんは芦屋中央病院からが多いのですか。

日中はほとんどそうです。夕方以降は、日中仕事で薬局に立ち寄れないような方がほかの病院の処方箋をもって来られることもあります。当店はローソンを併設していることもあって365日8時から20時まで営業しているので、そういう方、地域の方の役に立っているのかなと思います。

一般の調剤薬局と違う点はありますか。

ローソンに立ち寄れるという点で、利便性は増していると思います。ただ調剤薬局とローソンは、行き来できるとはいえそれぞれが独立しているので、調剤薬局として他店舗と違うところは基本的にはありませんね。

診療科目はどういったものが多いのでしょうか。

内科系、外科系、総合病院なので多岐にわたります。複数の診療科の処方が同時に出ることもありますし、糖尿病薬、血液凝固阻止剤などのハイリスク薬も多いです。ハイリスク薬加算は月に400から500件取っています。

『CARADA 電子薬歴』は20年10月に導入されました。導入に至った経緯を教えてください。

導入の一年前くらいでしょうか。
博多で医療機器のフェアがあって、そこに『CARADA 電子薬歴』が出展されていました。実際に手に取って操作して、これいいな、入れてくれないかな、と思っていたところ、そのあと本部から『CARADA 電子薬歴』の導入を伝えられました。その時は「やった」という感じでした(笑)。実際に使ってみて「サクサク」というのはこういうことを指すのだな、と思いましたね。

旧薬歴システムから『CARADA 電子薬歴』への移行はスムーズにいきましたか。

とくに問題はありませんでした。移行して数カ月は申し送り事項などを確認するために、以前使用していた電子薬歴も同時に立ち上げていましたが、導入後5カ月たった今ではその必要もありません。

『CARADA 電子薬歴』に切り替えて大きく変わったことはありますか。

薬歴作成の時間です。以前はすきま時間に一時保存して、また書いてというのを繰り返して仕上げていく感じで、夕方までずれ込むことも珍しくありませんでした。『CARADA 電子薬歴』では指導ナビで服薬指導の内容がほとんどフォローされているので、時間はかかりません。患者さんの話されることは手打ちでメモしますが、それでも1人あたりにかかる薬歴作成時間は1分から2分程度です。この取材を受けるにあたって、『CARADA 電子薬歴』導入以降私が作成した薬歴を改めて確認しましたが、1日50件くらいの日があったにも関わらず、残業時間まで食い込んだケースはまったくありませんでした。

ハイリスク薬指導時の薬歴記載漏れが皆無に

そのほか、使っていて便利だなと感じるところはありますか。

以前は丁寧に服薬指導を行っていても、ハイリスク薬加算の算定要件を満たす内容を薬歴に十分に記載できないことがありました。いまは『CARADA 電子薬歴』上で注意喚起されるので、そうしたミスはなくなりましたね。
服薬情報提供書も活用しています。芦屋中央病院とは患者情報の共有をしているのですが、『CARADA 電子薬歴』以前はフォーマットがなくて書式がバラバラでした。いまは『CARADA 電子薬歴』の書式に統一してPDFで送信するようにしています。病院側も電子カルテに反映させやすくなったのではないかと思います。まだ服薬情報提供の指導料は取れていませんが、今後は内容を精査しながら算定につなげていく予定です。
あとは患者さんの属性を表す「患者マーク」機能を活用しています。施設、在宅、透析などのマークをつけることで、より管理がしやすくなりました。

「患者マーク」機能は実際にはどのようなときに役立っているのでしょう。

透析している方を例に説明すると、腎機能が低下されている方は少ない量で薬が効いてしまいます。一般の人であれば問題ない量でも、透析患者では問題になるわけで、マークはその注意喚起になります。逆に「あれ、少ないな」と思っても、マークがあればその意図がわかるわけです。

患者マークを設定し、特定のマークが設定された患者を検索できる。

ToDo機能を活用してフォローアップ

マークがあることで、そのカテゴリーに属する患者さんの注意点が明確になるということですね。ところでフォローアップはされていますか。

現状は、薬に不安を持たれている方たちを中心に実施しているところです。その際には『CARADA 電子薬歴』のToDo機能に「いつまでに連絡」と書くようにしています。連絡対象の患者さんの画面にはピンク色のボタンが表示されるので、見落としが防げます。以前はファイルを作って電話するという作業をしていたので、この点でも時間短縮につながっています。

クラウド型の利点を感じることはありますか。

当社は管理職になるとパソコンを支給されます。他の店舗に行ったとき、会議に参加したときなどもアクセスして、必要があれば記載することや参照することができます。今後は在宅訪問などでタブレット端末から利用することもあるのではないでしょうか。

上野さんはエリアマネージャーも兼務されています。統括されている店舗ではどういった点に気をつけて運営されているのでしょう。また今後の目標はありますか。

私としては対人業務を強化していきたいと考えて、ブロック長を通じて各店舗にその方向性について伝えています。単に服薬指導にとどまらず、ハイリスク薬加算、服薬情報提供、吸入薬指導加算など、患者さんの利益につながることをしっかりと実行して、店舗としても報酬につなげる。まだ達成したとまでは言えませんが、それぞれの店舗、薬剤師の意識が少しずつ変化しているのは数字に表れています。

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