沖縄で地域に根付いた薬局を経営
在宅訪問にクラウド型の『CARADA 電子薬歴』は必須

うさぎ薬局

所在地 沖縄県中頭郡西原町
開局

2015年

店舗数

4店舗

立地 複数のクリニック門前
導入年月 2020年6月
導入前の状況 他社システム利用

インタビュー動画

沖縄県那覇市から車で20分ほどの西原町に、うさぎ薬局はある。診療科目の異なる複数のクリニックに囲まれるように立地している。患者の大半は地域住民だ。経営者で薬剤師の川上善久さんは、この地域でうさぎ薬局を含む 4 店舗を経営しつつ、自ら薬剤師業務にあたる。20年6月、それまで使用していたレセコン一体型の電子薬歴をやめ、『CARADA 電子薬歴』に切り替えた。その意図、そして得られたものについて聞いた。

導入の目的

在宅医療へ対応するため

導入の決め手 サポート面での安心感、指導ナビ
得られた効果 服薬指導がやりやすくなった、在宅医療における作業負担が減った

うさぎ薬局さんは地域に根付いた活動をされています。川上さんはもともとこの地
域のご出身なのですか。

出身は大阪です。薬剤師の資格を得たあと、医療機器メーカーに就職して沖縄に赴任しました。16 年ほど前に 独立してうさぎ薬局を開局しました。

沖縄県はアメリカの影響もあるのでしょうが食生活の変化によって、生活習慣病が
他県と比べて多いというデータがあります。

食生活もそうですが、食文化も影響しているかもしれません。ごはんをたくさん食べることが美徳とされている 面があるので。

生活習慣病に関しては地域医療が果たす役割がますます重要になります。うさぎ薬局では実際にどのような活動をされているのでしょうか。

私も含めて2 名の薬剤師で在宅訪問をしています。件数で言えば、居宅で20件、施設も2件あって11名を担当しています。

かなりの件数ですね。いつからされているのでしょうか。

2年前です。それ以前から地域医療については、ただ処方箋を受け付けるという従来の薬局の形ではその実現に 限界を感じていました。
いちばんの問題点は、薬剤師が処方箋を通してしか情報を得られないことにあります。とくに薬局薬剤師は医師の生の声を聞くことが基本的にはできません。もし医師が患者に指導している場所に同席できれば、もっと効果的な薬学的側面からの支援ができるという思いはありました。
そうした課題を踏まえつつ、在宅をするための体制を整えていきました。そのとき私自身が近隣のクリニックを 受診する機会があって、実は生活習慣病に関わるある数値が悪かったのですが(苦笑)、先生に診てもらいながら 在宅を始めるとごあいさつ して、それをきっかけに在宅診療にご一緒させていただくことになったのです。

具体的にはどういった形で在宅に関わるのですか。

先生が在宅医療をされるところに同行して、その場で薬の指示をいただいたり、薬学的な支援をさせていただいたりします。診断後に処方箋を受け取って、翌日にそのお宅に薬をお届けして、服薬指導をするという形です。

通常の在宅訪問は受け付けた処方箋をもとに薬を届けるだけですから、労働量からいえば単純に2倍になってしまいます。同行すること自体は、診療報酬に反映されませんよね。

されません。でも薬剤師が単独で動いても、患者との信頼関係がなければ自宅にあげてもらうことすら難しい。それでは適切な服薬指導ができません。その点、ドクターと患者は信頼関係がある。その関係性のなかで薬剤師としての役割、責任をしっかり果たしていれば、患者さんからも信頼されるようになります。
もうひとつ、疑問点をその場で解決できるので、その後の疑義照会などの手間が省けることもメリットとしてあげられます。

在宅をすることで、何か変化はありましたか。

在宅は私以外に若い薬剤師が担当しているのですが、在宅を始めてから彼は自分で考えて仕事をすることが多くなったように感じます。患者さんとダイレクトに向き合うことで、たとえば残薬の管理、薬をきっちり飲んでもらうにはどうしたらいいのかといったことを考えなくてはならない。店舗にいるだけでは、そこまで考えなくても済みます。彼自身の成長につながっていると思います。
私自身の経験から言えば、在宅では終末医療の現場を担当することがあります。在宅を始めるまでは死=悲しいと思っていました。でも患者さんが最期を迎えられたとき、ご家族の方は「ありがとう」と言って看取るのです。死=悲しいという単純な図式で説明はできない感情だと思います。残された生を悔いなく過ごすための時間、その時間を私たちがお手伝いできるということに薬剤師としてのやりがいを感じます。

川上さんは薬剤師ではありますが、経営者でもあります。在宅はなかなか儲けにつな
がらないという話も耳にしますが、そのあたりはどのようにお考えですか。

薬剤師として在宅はやらなければならないと考えています。ただし経営的なことももちろん考えなくてはならない。在宅は週に少なくとも2回は行きますが、移動や薬の準備なども考えれば一件当たり4時間はかかる。単体でみれば利益にはなりません。地域支援体制加算の要件を満たすことでカバーするようにしています。

在宅訪問をきっかけに『CARADA 電子薬歴』に切り替え

『CARADA 電子薬歴』の話に移りたいと思います。従来はレセコン一体型の電子薬歴を使われていたと聞きました。切り替えた理由を教えてください。

在宅を始めたことがきっかけです。当時使っていた電子薬歴は訪問先で薬歴を見ることができませんでした 。 看護師さんは先生から質問を受けたときにタブレットですぐに調べて答えていましたが、こちらは紙に打ち出したものから調べるから「前々回何を飲んでいたか」と聞かれてもすぐには答えられない。どんな端末からも、薬局の中からと同じようにアクセスできるクラウド型の薬歴に切り替える必要性を感じました。

クラウド型の電子薬歴は他にもあります。『CARADA 電子薬歴』を選んだ理由を教えてください。

いま4 店舗ありますが、そのうち2店舗は『CARADA 電子薬歴』、もう2店舗は他社製品を使っています。他社製品のうち一つについていえば、その会社の社長さんのビジョンや薬局に対する姿勢に感銘を受けて導入を決めました。でも、いざ使ってみたらちょっと違うというところが出てきて問い合わせを入れたら、すべてオンラインで済ませて担当者は直接説明にも来ない。人と人とのつながりはどんな仕事でも大切だと思うのですが。契約の問題もあるので継続して使ってはいますけどね。
その点、『CARADA 電子薬歴』は沖縄を担当されている方が熱心で、何かあったときでもしっかり対応してくれる。サポート面での安心感は大切だと思います。ゆくゆくは一本化していきたいと考えています。

『CARADA 電子薬歴』の機能面、操作性についてはどうお考えですか。

指導ナビは他にはない、いいシステムだと思います。薬剤師が患者さんひとりに使える時間は限られていますが、患者さんに聞くべきこと、確認すべきことがその時間内で収まるように整理されている。これを使うことで 、薬剤師の経験や能力値に拠らない均一的な指導ができるようになります。薬歴と患者さんへの指導内容がリンクしているのもいいところでしょう。現場の薬剤師も服薬指導がやりやすくなったと話しています。

川上さんご自身は、どのように使われていますか。

在宅先にタブレットで持って行っています。薬歴や副作用などを調べたり、患者さんの状況を入力したりしています。薬局に戻って改めて書くようなことがなくなったので、作業面での負担は減りました。

今後『CARADA 電子薬歴』にはどのようなことを期待しますか。

薬歴をもっと患者さんにとって大切なツールにしてもらいたいと思っています。
『CARADA 電子薬歴』に限った話ではありませんが、電子薬歴は現状、薬剤師視点からの考え方ばかりで、患者さん視点からの発想が足りていないと感じています。たとえば処方箋を出したあとの待ち時間に、患者さんがタブレットを使ってアンケート形式で必要事項を入力して、それを薬歴に読み込ませるようなシステムがあっていいのではないでしょうか。患者さん側にしてみれば、病院で聞かれたことをまた薬局で説明しなくてならないという手間が省けますし、薬局というオープンな場所で、個人の病状という極めてデリケートな情報を説明する必要もなくなります。

(※グループ会社である株式会社エムティーアイのサービスとのデータ連携で、電子お薬手帳、検査値、問診データ、服薬記録などの自動入力が可能になります=2021年に随時実装予定)

確かに薬局のカウンターと待ち合いには基本的には仕切りはありませんものね。他の人にも聞こえるように、たとえば下痢をしていてなどと言うのはためらう人も多いでしょう。本日はありがとうございました。

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