りんご薬局
所在地 | 大阪府堺市 |
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開局 |
1993年 |
店舗数 |
1店舗 |
立地 | 病院の近く |
導入年 | 2019年11月 |
導入前の状況 | 他社システム |
大阪府堺市美原区にあるこぢんまりとした商店街の一角。りんご薬局は、その地で約30年間地域医療に貢献し続けている。『CARADA 電子薬歴Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を導入したのは19年11月。高齢者施設への在宅訪問がきっかけだった。同店の管理薬剤師・大川愛さんに話を聞いた。
導入の目的 |
在宅訪問業務の効率化 |
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導入の決め手 |
タブレット対応のクラウド型であること、シンプルな操作で使えること |
得られた効果 | 在宅訪問の事前準備・事後の事務処理の仕事にかかる時間の大幅短縮 |
約30年になります。
外来はほとんどがそうです。近くに住まわれている方が中心で、何年も通われている方もたくさんいます。
始めたのは4年ほど前で、いまは高齢者施設を3件、個人宅を3件引き受けています。施設は10人から20人の規模で、それぞれ週に1回か2回行っています。往診同行している施設もあります。
患者さんは認知症が進んでいる方が多いので、現場に足を運ばないと服薬状況を把握できません。適切に薬の監査をするためには必要なことだと思います。確かに手間はかかりますが、それでも患者さんひとりあたり5分程度ですし、負担というほどではありません。
あります。内容は、薬の種類、量、飲む回数、変更など多岐にわたります。患者さんの病態や生活スタイルを確認しながら、必要なことは薬学的な観点から答えるようにしています。外来業務ではこれほど医師と密に接する機会は多くないので薬剤師としてもやりがいを感じます。
それもあります。いまは『CARADA 電子薬歴』にアクセス可能なタブレットを持参しているのですぐに対応できますが、以前はそうはいきませんでした。紙に印字して持参していたので、過去の処方内容を聞かれたときには、紙を1枚1枚ばさばさとめくって探してました(笑)。しかも前回分しか持っていけなかったので、前々回のことを聞かれるとわからず、薬局に戻ってから再度連絡を入れることもありました。
タブレットに対応していなかったので、在宅関係はやむなく外来とは別に紙薬歴で対応していました。準備は大変でした。患者さんの薬歴を印刷して、さらに前々回と前回の内容を見比べて処方の変更を確認して……、10人、20人分ありますから1時間以上かかっていました。そうして準備したファイルを何冊も抱えて現場に行って、いろいろメモして……。終わった後も大変でした。薬歴と報告書、契約書をひとつひとつ手書きしていたので、準備よりももっと時間がかかりました。
往診同行で医院の方がタブレットで対応しているのを目の当たりにして、薬局にも必要なのではないかと考えて、社長に相談しました。
いくつか候補がありましたが、実際にデモ機を見せてもらった印象として画面がいちばん見えやすく感じましたし、操作も簡単そうに思えました。
指導ナビが便利だと思います。外来では服薬指導する前に開いて内容を確認するようにしています。薬歴に反映させる際には、指導ナビの各項目をクリックしつつ、患者さんの話を手入力で加えるようにしています。以前使用していた電子薬歴はほぼ手入力だったので時間は半分くらいに短縮されたのではないでしょうか。内容的にも厚みが増したと思います。
紙への印刷など、準備に使う時間がほとんどなくなりました。事後の報告書も薬歴を作成すれば自動的に反映されるので楽になりました。在宅訪問の諸作業にかかる時間は以前の半分以下になったと思います。
医師、看護師、施設の方……多職種の人と関わる必要がありますし、密に連絡を取らなくてはならないケースも多くなります。そういう面で言えば、外来よりもやることは多いですし、コミュニケーション能力もより必要になるかもしれません。
新たにまた施設を受け持つことが決まっていますし、在宅は今後ますます需要が高まっていくと予想されます。効率化できる部分は効率化して、そうした時代の要請に応えていきたいと考えています。
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