1画面での見やすい履歴表示を評価
初めての電子薬歴も、問題なく移行

かちどき薬局わらび店

所在地 埼玉県川口市
店舗数

19店舗

立地 総合病院の近く
導入年月 2020年6月
導入前の状況 手書き

インタビュー動画

かちどき薬局は創業70年を超えるかちどき薬品株式会社が経営する調剤薬局。現在都内近郊に19店舗を展開している。長年紙薬歴を続けてきた同社だが、20年6月、全店舗で『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下、『CARADA 電子薬歴』)を導入した。手書き薬歴から電子薬歴への移行はスムーズに進んだのか、また業務内容はどう変わったのか、かちどき薬局わらび店の管理薬剤師・長谷川隆夫さんに話を聞いた。

導入の目的

紙薬歴から電子薬歴への切り替えで、日々の薬歴作成を効率化

導入の決め手

前回・前々回の薬歴も1画面で見られて、操作が簡単であったこと

得られた効果

業務効率化と在宅業務のフォローアップに活躍、ペーパーレスを目指せる期待も

総合病院の門前にわらび店も含めて3件もの調剤薬局がありますね。

うちがもっとも古いと思います。以前は病院の向かいにありましたが、患者さんが交差点を渡る必要があることと、手狭であったことから、15年ほど前に現在の場所、病院の隣に引っ越したと聞いています。

隣接する総合病院の処方箋をお持ちの患者さんが中心だと思いますが、どんな診療科目が多いのでしょうか。

内科、心臓外科、循環器内科が中心です。心臓のカテーテル手術で著名な医師がいらっしゃるので、心臓や血管関係の疾患をお持ちの患者さんもわりと多いですね。あとは腎臓内科の患者さんも。

 服薬指導に特に気を配る必要のある患者さんも多そうですね。

腎臓内科の患者さんとお話しする際は注意が必要になります。病院でお薬についてもひととおり説明を受けてから来られるのですが、それでも飲み忘れたり、服用をやめてしまったりする患者さんがいます。症状が悪化すれば透析になってしまう可能性もあります。それを防ぐにはご本人の自覚が必要です。なぜ薬を飲むのかしっかり説明して、納得してもらわなくてはなりません。
また、継続的なサポートが必要になるケースもあります。時間が経つにつれて、服薬がおろそかになっていく患者さんもいるからです 。ですから処方日数よりも間が空いて来店されるような患者さんにはひと声かけるようにしています。ただ患者さんを落ち込ませるわけにもいきません。服薬を続けることが難しいのも事実ですし、前向きに飲めるような状況を作るように心がけています。

患者さんひとりひとり性格も考え方も異なるため、同じ指導をするにしても配慮が必要になると長谷川さんは話す。

かちどき薬局さんは在宅訪問に積極的に取り組まれています。わらび店でも同様の取り組みをされていますか。

件数はまだ多くありませんが、個宅への訪問をしています。在宅訪問にご興味を持たれている患者さんもいらっしゃるので、今後も在宅訪問が必要な患者さんをしっかりサポートしていきたいと考えているところです。

在宅訪問で気をつけている点はありますか。

患者さんの服薬状況を確認する必要があります。ご家族など薬の管理をされている方がいらっしゃればいいのですが、そうでないケースもあります。その場合、薬の保管状況から残薬数をチェックして、処方通り服用できているか確かめます。

『CARADA 電子薬歴』移行時には講習会参加で不安を一掃

電子薬歴の選択には長谷川さんも関わったと聞いています。

各社の電子薬歴をひととおりトライアルで使ってみて、本社に報告書をあげました。推薦したのは『CARADA 電子薬歴』です。1画面で前回、前々回処方内容まで見られること、そして操作性がいい意味で細かくないことが評価ポイントでした。
『CARADA 電子薬歴』とともに最後まで検討したもう一社の電子薬歴は、対面で服薬指導できる点を推していましたが、患者が多い店舗でのそうした対応は現実的には無理があります。そうした設計よりも、薬歴の見やすさと操作のしやすさが日々の業務で最も重要であると判断しました。

以前は紙薬歴でした。電子薬歴への移行には苦労やトラブルもありそうですが、いかがでしたか。

移行が決まってから『CARADA 電子薬歴』が個別対応の講習会を開催してくれました。私たちの店舗からは、パソコン操作に慣れていないスタッフに行ってもらいました。
そのあとは、紙から電子への移行期間を一か月半くらい設けて、従来通り紙での薬歴を作成しながら同じ内容のものを『CARADA 電子薬歴』にも入力して練習しました。スタッフは大変だったと思いますが、ぶっつけ本番で臨むのはリスクが大きいので。その期間に疑問点を洗い出して解決していったので、完全に移行したあとはとくにトラブルはありませんでした。

※ 講習会は一定の店舗数を契約された法人様に対して実施しているサービスです。個店導入いただいた薬局様にも導入後の立ち会いによるサポート等を実施しています。

個別のパソコンで薬歴作成、目指すはペーパーレス

ふだん『CARADA 電子薬歴』 をどのように利用されているのでしょうか。

 各薬剤師にパソコン1台が用意されているので、それを使って作業します。ただし投薬カウンターにはパソコンがないので、患者さんに服薬指導をするときにはレセコンの支援シートをプリントして、そこに患者さんへの説明事項を簡単にメモしていくようにしています。患者さんから聞き取ったこともシートに書き取って、それを調剤室のパソコンで薬歴に記入していくという流れです。

パソコンは薬剤師ごとに支給されている。画面タッチを使って薬歴を作成していく。

カウンターにパソコンは置いてないのですね。理由はあるのですか。

スペースの問題がいちばん大きいですね。スペースがあれば置くことを考えますが、課題もあると思います。たとえばお待ちになっている患者さんの目の前でパソコン作業をすれば、待たされているのに……という不信感を持たれるかもしれません。患者さんとの距離が近いぶん、話しかけられる回数も増えるでしょうから、作業効率としてはどうなのかとも思います。
それでも目指しているのはペーパーレスですし、いずれはそうした形になるよう『CARADA 電子薬歴』も活用しながら、工夫していきたいと思っています。

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