かちどき薬局三井店
所在地 | 東京都新宿区 |
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店舗数 |
19店舗 |
立地 | オフィスビル内 |
導入年月 | 2020年6月 |
導入前の状況 | 手書き |
かちどき薬局は2020年6月、都内近郊に展開する19の全店舗に『CARADA 電子薬歴 Solamachi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を導入した。手書き薬歴から電子薬歴への移行はスムーズに進んだのか、また業務内容はどう変わったのか、かちどき薬局三井店の管理薬剤師・大瀧 由紀さんに話を聞いた。
導入の目的 |
紙薬歴から電子薬歴へ、時代の流れと本部の決定 |
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導入の決め手 |
複数店舗での導入実績と使いやすさ |
得られた効果 | データの電子化で管理が効率化、監査もスムーズになった |
そういう話は確かに聞きますが、うちの場合はちょっと違います。同じフロアにあるクリニックには遠方からの患者さんも多くいます。多摩地区に循環器系の関連する病院があって、そこで治療を受けていた患者さんが同じ医師に診てもらうために通院されているのです。そうした年配の方と、オフィスビルに勤められている会社員の方が半々くらいだと思います。
狭心症、心不全……抗血栓薬を飲んでいる人もいます。そうした患者さんは必ずハイリスク薬を処方されることになるので、件数としては多いほうだと思います。
きちんと指導できた時は取るようにしています。割合でいえば4割くらいです。患者さんの都合もあって、必ずしもすべてきちんと指導できるというわけではないので。
数値化していたわけではないので、はっきりした件数は言えませんが、指導したときは取るというスタンスは当時も同じでした。
完全に移行したのが8月でしたから、その数カ月前、春頃ですね。本部サイドから導入するという連絡がありました。
前々から薬歴の電子化の話は社内であって、単にタイミングの問題になっていました。だからとくに反対ということはありませんでした。ただ自分たちが操作できるのだろうかという不安はありましたね。薬歴に限らずいろいろなものを手書きベースでやってきて、入力作業に慣れていませんでしたから。うちは年配の方も多いので。
話しは変わりますが、いま学生の実習生を受け入れているのですが、若い人たちはさすがに理解するのが早くて、私たちよりもすんなり使いこなしています(苦笑)
準備期間中は、紙での薬歴を作成しつつ、『CARADA 電子薬歴』の画面も開いて操作を確認するようにしていました。そうやってひとつひとつ覚えていったという感じです。本稼働させたあとは、患者さんが来局されるたびに、紙の薬歴から患者さんの情報を新たに『CARADA 電子薬歴』に移す作業が必要でした。その点では手間がかかりましたが、準備期間がしっかりあったことから、大きなトラブルはとくにありませんでした。
データの管理です。紙の時代は、忙しい時には薬歴がデスクに積みあがっているようなこともありました。ファイリングはスタッフの仕事ですが、その時間の捻出も考えなければなりません。書類を紛失してしまうこともありました。実際にはなくしたというより、他のファイルに紛れてしまうということなのでしょうが、そうなると見つけようもありません。こうしたことは電子薬歴だと起こりえません。
あとは仮保存できることですかね。業務の合間などに薬歴を作成して、終わらなければ仮保存できます。紙だと書き終わっているのか、そうではないのかの見ただけでは判別できないので、結果的に未完成のものも残ることになってしまいます。
処方監査の機能です。手書き時代は、併用薬などがあると添付文書を持ってきたり、検索して調べたり、相当な手間と時間がかかっていました。でもいまは処方監査画面を開くだけで、併用薬の相互作用などすべてわかります。
はい。近隣のグループホームを担当していて、担当の薬剤師が月に2回、医師の診察に同行しています。薬の相談などに応じつつ、患者さんの状態を確認して、後日薬をお届けするという形です。
『CARADA 電子お薬手帳』の普及と連携ですかね。お薬手帳は紙だと患者さんも忘れてくることが多いし、薬局側が併用薬やアレルギーの確認をしたくても、わからないというケースがよくあります。電子化されればその心配はなくなります。スマホなら忘れることはありませんから。
もうひとつが連携ですね。『CARADA 電子お薬手帳』に記録されている服薬情報がそのまま『CARADA 電子薬歴』に反映されるようになると現場の薬剤師はかなり助かると思います。
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