サーバー設置型の薬歴から切り替え
服薬指導と薬歴作成の同時進行を目指す

しょうなん薬局 茶屋が坂店

所在地 名古屋市
店舗数

20店舗以上(フランチャイズを含む)

立地 内科クリニックの門前
導入年月 2020年4月
導入前の状況 他社システム利用

「しょうなん調剤薬局」は名古屋市内を中心に16店舗を運営するほか、フランチャイズ展開もしている。直営店では約18年間サーバー店舗設置型の電子薬歴を使用していたが、2020年から順次『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)への切り替えを進めている。その狙いについて、同社エリアマネージャーの滝口修直さんに、しょうなん調剤薬局茶屋が坂店で話を聞いた。

導入の目的

クラウド型の保安性と省スペース、薬歴の手打ち記載部分の効率化

導入の決め手

指導ナビの利便性と年齢を問わない使いやすさ

得られた効果 患者さんのお話をしっかり記録しても全体的な薬歴記載時間を短縮、服薬指導をしながら薬歴を完成させるスタイルに移行することで働き方改善にも貢献

滝口さんはこの地域を受け持たれているエリアマネージャーですよね。

はい。本部で働きながら各店舗の応援に回っています。2~3年前までは管理薬剤師としてこの店で働いていました。

店舗の実情にも詳しいわけですね。茶屋が坂店のこと、そして本部の判断で『CARADA 電子薬歴』導入に至った経緯、その2方向からお聞きしたいと思います。はじめに茶屋が坂店の概要から教えてください。

茶屋が坂店は内科のクリニックの門前にある薬局です。外来の大半はこのクリニックからの患者さんです。処方は一般的な内服薬が中心ですが、インスリン注射の患者さんもいますし、近隣にハートセンターがある関係で心筋梗塞、狭心症などの患者さんもお見えになります。

地域一帯には病院が多くあります。

心療内科、整形外科、眼科、小児科、歯科……病院密集地域なので、そうした処方箋が飛んでくることもあります。あとは在宅にも力を入れていて、いま茶屋が坂店では高齢者施設、いわゆる老人ホームですが、4施設の薬剤管理を受け持っています。

ハイリスク薬も多そうですね。加算は取っているのですか。

取っています。『CARADA 電子薬歴』ではハイリスク薬の薬名部分に視認性の高いアイコンが表示されるので見落とす心配がありません。薬歴に表示される副作用などの注意点も参考にして服薬指導や薬歴作成をするようにしています。

『CARADA 電子薬歴』への切り替えについて伺いたいと思います。滝口さんは本部サイドで選定にも深く関わられたと聞いています。それまで使用されていた電子薬歴から変更した理由、経緯について教えてください。

以前の電子薬歴は私が入社する前からなので18年くらい使い続けていたものです。個別の店舗にサーバー用のPC、データバックアップ用のハードディスク、入力用のタブレットを設置するというスタイルでした。こうした機器は長年使い続けることで当然老朽化してきます。リース契約ではなく買い取りだったので、その電子薬歴を使い続けるにはハードを一新しなければならない時期に差し掛かっていたのです。それなら、電子薬歴そのものを新しいものにしたほうがいいのではないか、ということで切り替えの検討を始めました。

滝口さんはエリアマネージャーとして、電子薬歴の選定、各店舗へのフォローなどに携わった。

クラウド型への変更でセキュリティ面でのリスクを軽減

『CARADA 電子薬歴』はサーバー設置型とは違ってクラウド型です。選定にあたって、そこは重視されましたか。

そこは大きなポイントでした。台風や洪水などの天災、薬局荒らしなどの犯罪などからの保安性を考えた場合、店での管理には限界があります。お茶をこぼしてすべて台無しになってしまうということすら考えられます。クラウド型ならそうしたリスクははるかに低くなります。もうひとつ、サーバーの設置スペース確保という物理的な問題もありました。なかには手狭な店舗もあるので。

2020年4月には初導入に踏み切ります。

実際に説明を受けて、デモ機で体験してみて、すぐ使いやすいと思いました。そのときちょうど新店のオープンが控えていて、それなら最初から入れてみようという話になりました。

試験的に導入してみたわけですね。現場の反応はいかがでしたか。

新店の管理薬剤師は50代後半の方です。そこまでパソコンに詳しいというわけではありませんでしたが、開店後2週間くらい過ぎたころに実際に使用した感想を聞いてみたところ、以前使用していた電子薬歴よりも使いやすいとのことでした。

それを機に、直営店の電子薬歴を順次切り替えているということですね。いまは12店舗に『CARADA 電子薬歴』が導入されています。現場からの反応はいかがですか。

現状で言えば茶屋が坂店も含めて導入したばかりで、以前の電子薬歴と併用している段階です。薬歴作成の業務や操作性に関しては、以前の薬歴と比べて使いづらくなったというようなことは聞いたことがありませんし、これまでとくにトラブルも起きていません。

操作性についてお聞きします。使ってみてこれは便利だなと思う機能はありますか。

指導ナビですね。これが素晴らしい。最初に使ったときに、こんなことができるのかと感心しました。投薬する際に、指導ナビを参照にしながら「こういう症状が出たら先生に相談してくださいね」とか説明しながらポチポチとクリックしていくだけで、ボリュームのある薬歴ができあがります。

指導ナビの活用で、患者の主訴を重視したスタイルへ

指導ナビを使うことで、薬歴の内容は変わりますか。

薬歴を作成する際にもっとも大切な要素は「S」つまり主訴、患者さんとの会話をしっかり記録することです。しかし実際には、副作用などの機械的な説明が優先されて主訴の記録がおろそかになった薬歴は少なくありません。この比率を変えていくには、機械的な記録にかける時間を短縮して、その時間をSの記録に充てる必要があります。指導ナビを使うことで、それが実現できると思います。

以前使用されていた電子薬歴とはどのような点で異なりますか。

指導ナビは、薬によって聞くべきこと、指導すべきことがひとめでわかるようになっています。わかりやすい例をあげれば、睡眠薬で「車の運転に注意してください」というように。こうした項目が大から小まで整理されて、毎回違う内容で表示されます。以前使用していた電子薬歴は説明文なども用意されていましたが、それを自分で作ったり、探し出したり、というひと手間がありました。

薬歴作成の時短で、薬剤師の働き方改革を後押し

薬剤師の業務に及ぼす影響はありますか。

どの薬局でも共通する課題だと思うのですが、薬歴はどうしても業務的に後回しにされがちです。投薬優先で、気づけば何十枚も残っていて……というような状況になることもあります。もちろん投薬する際にメモを取ったりはしますが、あとからまとめて思い返すことはなかなか難しい。そういった状況を改善するには、投薬口にパソコンを置いて、投薬と同時に薬歴を作成するスタイルを確立する必要があります。『CARADA 電子薬歴』の指導ナビを使えば、基本的にはクリックしていくだけなので、それが可能になると思います。

薬剤師の働き方にも変化がでてきそうです。

社内では数年前から薬剤師の働き方についてひとつひとつ見直しを進めています。たとえば、極端な話、昔は調剤室に事務員の入室を禁じるような薬剤師も存在していました。そうした働き方をする一方で薬歴は残業時間に……。これでは業務を滞らせるだけで極めて非効率的になります。

こうした問題は、薬剤師と事務員の業務分担を明確にすることで解消できます。一昨年「調剤業務の在り方についての通知」が出て以降、薬剤師しかできない業務以外の仕事は、積極的に事務員に割り振るようにしました。社内共通の手順書を作成して、分担内容を明確にしたのです。たとえばピッキングはいまでは事務員の方にもやってもらっています。ただ、そうした業務をこなすにあたって、不安を覚える方もいました。それを取り除くために監査機を導入して、安全性を担保するようにしています。

『CARADA 電子薬歴』の導入も、そうした薬剤師の働き方改革の一環に位置付けられるのですね。

 一日の労働時間は基本的には8時間です。その枠内で業務をきっちりこなせるようになることを期待しています。もちろん状況にもよりますが、基本的に投薬と薬歴を同時にこなすことでそれを実現できると思っています。

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