友人薬剤師からの情報で切り替えを即決
指導ナビの活用で業務を効率化

調剤薬局同仁堂

所在地 宮崎県延岡市
開局

2007年

店舗数

1店舗

常駐薬剤師数 2人
立地 眼科・内科門前
導入年月 2021年6月
導入前の状況 他社システム利用

インタビュー動画

調剤薬局同仁堂は宮崎県延岡市で長年営業を続けている。経営者で薬剤師の芥田伸一さんは、友人薬剤師との集まりで『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を知り、導入を即決した。決断に至った理由と、それまで使用していたシステムとの違いについて芥田さんに話を聞いた。

導入の目的

薬歴作成時間の短縮

導入の決め手

指導ナビによる入力負担の軽減

得られた効果

薬歴作成時間の短縮とシステムの動きがスムーズになり残業がなくなった

はじめに、導入のきっかけについて教えてください。

大学時代の先輩方と食事をする機会があって、みなさん薬剤師だから話の流れで電子薬歴の話題になって、そこである女性薬剤師の方が導入したばかりの電子薬歴について「私でもできる」(くらい簡単だ)と言うのです。それは面白いと思いまして、その場で担当者と連絡先を教えてもらって、後日「興味があるので来てください」とソラミチシステムの担当者に連絡しました。

それまでは薬歴はどのように作成されていたのですか。

レセコン一体型の電子薬歴を15年くらい使っていました。それだけ長く使うくらいですからとくに不満はなかったのですが、『CARADA 電子薬歴』と比較した場合、薬歴作成の機能的には労力がよりかかる点で差があります。

具体的にはどういった差がありますか。

以前使用していた電子薬歴では、定型文を用意しておいて必要に応じてその文章をコピー&ペーストしながら薬歴を作成していました。すべて手打ちするよりは効率的なのですが、それでも当てはまる文章を探す時間、加筆修正するための考える時間が必要でした。15年もかけて作ってきているから定型文の数が多くて、すぐには見つからなくなってもいました(苦笑)

一方の『CARADA 電子薬歴』では、その部分を指導ナビに任せられるので、考えたり悩んだりする必要はありません。提示された指導文を参照に服薬指導しつつ、その内容をクリックで仮保存して、すきま時間に仕上げられます。

芥田さんは『CARADA 電子薬歴』の話を聞いて、導入を即決した。

薬歴作成に必要な時間は以前と比べて短縮されましたか。

残業することがなくなりました。薬歴作成時間だけでなく、仮保存から保存までの連動性や、情報の読み込み時間など、さまざまな要素が加味されて、結果として効率化につながっているのだと思います。

薬歴作成はどのようにしていますか。

主訴については打ち込み、または用意した定型文を使って作成しています。それ以外の要素は基本的に指導ナビを使っています。

薬歴の内容はいかがですか。

指導ナビの設計は、厚生労働省の通達に基づいていると聞いていますし、実際に厚みは増していると思います。以前はあまり取っていなかったハイリスク薬の加算も、サポート機能によって指導も記載も漏れなく簡単に対応できることから取ることができるようになっています。

自らの体験も生かした、糖尿病患者へのきめ細かな対応

隣接するクリニックは眼科と内科を併設しています。珍しい組み合わせですね。

開業された先代のときは眼科だけでした。いまはお子さんたちが引き継いでいるのですが、ごきょうだいのなかの一人が、糖尿病の影響で失明に至る方への対処もしたいという理由から、内科とくに糖尿病の専門医になったと聞いています。

糖尿病の患者さんもこちらに来られるわけですね。服薬指導には慎重さが求められそうです。

新規に来られた糖尿病患者さんに対して、私は服薬の重要性と、それを怠った場合のリスクについて、たとえば失明のリスクについても事細かに説明するようにしています。
患者さんのなかには、内科にかかっているのになぜ眼科のことまで? という反応をされる方もいます。経営者という立場からすれば、もっと事務的に、必要最低限のことだけを短時間で伝えるべきかもしれませんが、糖尿病を軽視して失明に至った例をこれまでいくつも見てきていますし、何より私自身糖尿病を患って18年にもなるので、簡単には済ませたくないという気持ちのほうが強いのです。自ら経験してきている人間が言うので、説得力があるとは思いますよ(笑)

生活全般にわたって指導する必要がありそうです。

医師が指導すべき分野とは区別して考えていますが、たとえば患者さんが健康のためにと思って摂取する類の健康食品やサプリについては、気を付けるように指導します。どんな添加物が入っているかわかりませんし、薬との飲み合わせや、身体への負担を考えると治療の障害になるケースすらあるからです。過去には肝機能障害を起こして入院に至ったこともありました。

患者さんの体調変化にも気をつけなくてはなりませんね。

処方薬の変更、量変更などには気を配る必要があります。変更があったときには患者さんに理由を尋ねて、体調変化にかかわる事柄があった場合には検査値を記録します。あらかじめ設定してある検査項目をクリックして数値を入力していくだけなので、以前よりも楽になりました。

検査値入力では簡単に必要なものを選択・並び変えがができます。

患者さんの状態を把握するためには対話も必要になります。

そこは難しいところもあります。患者さんのなかには薬局は単に薬を受け取る場所と考えている方もいるからです。それでも、対話を通して情報を引き出すことは重要です。たとえば先日はこんなことがありました。ある年配の糖尿病患者の方が、何気ない会話をしている最中に「昨日はみかんを3個食べたで」と言われたのです。糖尿病患者にとって糖度コントロールは重要で、果物の摂取には気をつけなくてはなりません。「先生はどう言われましたか」と確認すると「心配ないと言われた」と言います。

どうにも腑に落ちなかったので医師に確認の電話を入れると「そんなことは言っていません」と。すべてを禁止するのは生きる楽しみを奪うことになるので、体調の安定している現状ではたまに摂取することは問題ないという趣旨のことを伝えたと言うわけです。対話の重要性と、話し手と受け取り側で生じる認識のズレについて、改めて考えさせられるできごとでした。

最後に、今後『CARADA 電子薬歴』に望むこと、期待することについて教えてください。

ベースになる部分については使いやすいと思いますが、ひとつ希望としては、薬局側である程度カスタマイズできるようにならないかな、という点があります。環境設定などでいくつか選択肢が与えられるようになると、使い勝手がさらに向上するのではないでしょうか。今後のさらなる進化に期待しています。

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