既存店の隣にオープンの新店舗
電子薬歴化で住み分け可能に

かちどき薬局みなみすな店

所在地 東京都江東区
開局

2021年

店舗数

20店舗

常駐薬剤師数 2人
立地 病院門前
導入年月 2021年10月
導入前の状況 新規開局

インタビュー動画

かちどき薬局みなみすな店は21年10月にオープンした新店舗。東京都内・埼玉県を中心に展開する同グループ20店目の薬局になる。導入した電子薬歴は、他店舗同様『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)。新規開局時における利便性と、活用の仕方について管理薬剤師の小笠原栄子さんに話を聞いた。

導入の目的

待ち時間8分以内の「クイック調剤」を可能にする業務の効率化(グループ全店舗導入)

導入の決め手

簡易な操作性と個別指導対策

得られた効果

薬歴内容の充実と、指導の継続性の確立、フォローアップの利便性向上

すぐ隣にかちどき薬局砂町店があります。どういった経緯から新規オープンすることになったのでしょうか。

もともと、門前の医療機関から内科や整形外科など様々な処方箋を持ってこられる患者さんがいらっしゃいます。診療科が異なるので、処方薬剤の数や内容が大きく異なります。そうした患者さんにいらした順番でお待ちいただいていました。そのなかで、特に整形外科からの処方箋をお持ちの患者さんでは湿布薬や痛み止めのみという方も多く、そうした方たちの待ち時間を短縮できないかという観点から、みなみすな店をオープンすることにしました。

砂町店、みなみすな店、どちらも「かちどき薬局」です。患者さんは迷うのではないでしょうか。

みなみすな店に関してはコンセプトとして「クイック調剤」を打ち出しています。待合スペースが少ないことを逆手にとって、待ち時間が少なくて済むようにしたのです。具体的には「薬3種類まで、待ち時間8分以内」。それ以上薬がある方は砂町店へ、として住み分けを図っています。「クイック調剤」の利便性を感じていただいたうえで、さらに他の医療機関の処方箋もみなみすな店にご持参いただけたらと思っています。

紙薬歴時代には、このスペースで営業するのは難しかったかもしれません。

紙薬歴だとファイルの収納スペースが必要になりますから。無理だったと思います。

開局して半年弱です。患者さんに、両店の役割の違いは伝わっていますか。

徐々に浸透してきているとは思います。たとえば隣の病院の整形外科にかかっていて湿布薬が中心になるような患者さんは、こちらにお持ちくださるようになりました。

両店舗での連携はどのようにされているのですか。

情報の共有化など、こまめに連携することによって、患者さんが不便を感じることがないようにしています。

小笠原さんは近隣の数店舗を担当するエリアマネージャーも兼務している。

新店舗への個別指導を念頭に薬歴作成

『CARADA 電子薬歴』導入時の話に移りたいと思います。小笠原さんはそれ以前に電子薬歴を使用したことはあったのですか。

いえ。ずっとかちどき薬局に勤務しているので、電子薬歴を使うのは初めての経験でした。おおまかな操作についてはとくに問題なく覚えられたのですが、細かい機能を使いこなすまでには至らずに、エリアマネージャーとして担当する店舗に行っては、「そんな機能もあるんだ」「そんな使い方もできるんだ」と各店舗で少しずつ教えてもらいながら、覚えていきました(笑)。逆にそうして仕入れた情報を別の店舗に伝えることもしていました。

紙薬歴時代から大きく変わったことはありますか。

解読困難な筆跡の薬歴がなくなりました(笑)。あとは内容ですね。紙薬歴のときは、同じ薬を長期にわたって服用されている患者さんについてはどうしても「とくに変わりなし」になりがちでした。それでいいのかという疑問は誰もが持っていたと思いますが、現実問題として、解決するすべを持ち合わせていませんでした。でも『CARADA 電子薬歴』になってからは、指導ナビを使えば毎回違う質問内容が提示されるので、そうした悩みとは無縁になりました。

よく使う機能はありますか。

服薬指導のフォローアップをする際のToDo機能です。登録しておけば、設定日にポップアップ表示されるので忘れることがありません。フォローアップはみなみすな店ではいまのところ数は多くありませんが、全社的に取り組んでいることなので、活用している店舗は多いと思います。

もうひとつは申し送り機能です。「次回副作用確認してください」「きちんと飲めているか確認してください」などと書いておくことで、薬剤師間の情報の共有と、指導の継続性を図れます。

※服薬フォロー機能実装により、指定日に患者さんにSMSを利用して自動送信することができるようになりました。

新規開店ということで近く個別指導が入ることが予想されます。小笠原さんご自身は個別指導に立ち会われた経験はあるのですか。

紙薬歴時代に経験があります。

どのような点を注意されたのか覚えていますか。

指導の継続性についてです。これについては申し送りを活用することでクリアできると考えています。

ほかには、情報の更新についてです。たとえば患者さんへの聞き取り調査から常用している薬の種類を書き留めておいたとして、一定期間経過後には再確認する必要があります。紙薬歴時代は情報が埋もれてしまいがちで、こうした更新を漏れなく実行することには困難が伴いました。いまは違います。『CARADA 電子薬歴』には調査内容の記載日時が記録されていて、一定期間経過後は更新の必要ありと注意喚起されるからです。対象となる患者さんが来局された場合は、窓口で改めて確認するようにしています。

最後に今後の目標、展望を教えてください。

新店舗の責任者としては、まだまだ処方箋受付枚数が開店当初の目標値に達していないので、その打開策を模索しているところです。個別指導対策にも、引き続き気をつけていく必要があるでしょう。こればかりは実際に受けてみないとわからない部分もありますが、『CARADA 電子薬歴』を活用して、薬歴の充実を図っていきたいと思います。

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