薬歴作成も情報検索も
電子化で業務全般が効率化

かちどき薬局久喜本町店

所在地 埼玉県久喜市
開局

2001年

店舗数

20店舗

常駐薬剤師数 2人
立地 内科クリニック門前
導入年月 2020年6月
導入前の状況 紙薬歴

インタビュー動画

東京都内を中心に店舗展開するかちどき薬品グループは、20年夏にグループ全店舗で『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を導入した。埼玉県北東部の久喜市内にある、かちどき薬局久喜本町店で、導入後の業務内容の変化について、管理薬剤師の佐藤緑さんに話を聞いた。

導入の目的

紙薬歴からの切り替えによる業務の効率化(グループ全店舗導入)

導入の決め手

簡易な操作性

得られた効果 処方変更の確認時間短縮、調べ物を含む薬剤師業務全般の効率化

旧道沿いのクリニックの門前にあります。どのような患者さんが多いのでしょうか。

循環器内科が中心です。医師の専門が糖尿病なので、その患者さんも多いです。

糖尿病の患者さんに接するうえでの難しさはありますか。

医師が患者さんの体調変化に応じて薬の量を細かく調整されるので、それに対応することですかね。たとえば半錠単位で分量が変わることもあるのですが、そうした量変があったときには、その意味、意図を処方箋から読み取る必要があります。それがわからないときには患者さんに質問して確認しなくてはなりません。

患者さんへの説明にも気を使います。専門用語を並べるのは簡単ですが、それでは正しく伝わらないので、平易な言葉で説明するように心がけています。

『CARADA 電子薬歴』導入以前は紙薬歴でした。糖尿病の患者さんらに説明する際には、いろいろ調べ物をする必要があったのではないですか。

添付文書、専門書、インターネット検索……。確認をする必要があったときには、いろいろなところに手を伸ばして調べていました(苦笑)。『CARADA 電子薬歴』を導入してからは、それが一切なくなりました。クリックすれば欲しい情報がピンポイントで出てきますから。薬歴作成だけに限らず、薬剤師の業務全般をサポートしてくれる点で、便利だと感じています。

佐藤さんご自身、『CARADA 電子薬歴』以外に電子薬歴の使用経験はあったのですか。

いえ。新卒からずっとかちどき薬局に勤めているので、電子薬歴は初めてでした。

紙薬歴からの切り替えに不安はありませんでしたか。

とくに不安はありませんでした。薬剤師の友人や知人から、電子薬歴の利便性については聞いていましたし、紙薬歴時代に文章を考えることに負担を感じることもあって、そこから解放されたいという思いが強かったので、むしろ「やった」という感じでした(笑)

紙薬歴時代に大変だったことは何ですか。

時間がかかることです。人員に限りがあるなかでやらなくてはならないので、やりくりに苦労しました。本来はその日のうちに終わらせるべきなのですが、それができず、持ち越してしまう日もありました。

移行期に苦労はありましたか。

個人的には覚えなくてはいけないというプレッシャーがありました。操作にまごついて患者さんを待たせるわけにはいきませんから。それでも、大きなトラブルもなくスムーズに移行できたと思います。とくに若いスタッフは覚えるのが早かったですね。私も患者情報、薬歴の作成といった基本的な機能はすぐに操作できるようになりました。

佐藤さんは本社勤めを経て、地元からほど近い久喜市本町店に赴任。10年ほど前から管理薬剤師を務めている。

指導ナビで、服薬指導から薬歴作成まで一気通貫

薬歴はどのように作成されていますか。

指導ナビを使っています。患者さんが来られたら、指導すべき内容を指導ナビで確認して、そのまま薬歴に落とし込んでいます。患者さんへの説明、薬歴ともに紙の時代と比べれば内容が格段に厚くなったと思います。導入当初は「服薬指導」機能や定型文を使うなど、いろいろ試行錯誤してみたのですが、指導ナビがもっとも使いやすく、内容も充実すると思います。

指導ナビ以外で、便利だと思う機能はありますか。

小さなことですが便利なのは、患者情報に前回来局時の日付が表示されることです。28日処方だったけども、40日が経過している、というようなことがひと目でわかります。間が空いていれば、もちろん他の薬局で受け取っていた可能性もありますが、きちんと服薬できているのか確認しなくてはなりません。

薬の処方量が変わったときに表示される「量変」のアイコンも便利です。門前のクリニックの医師が、細かく量を調整する方針なので、量変更になるケースがたびたびあります。この表示があることですぐに気づけますし、患者さんに確認することもできます。

かちどき薬局さんは全社的に地域密着を方針にしています。店頭に、かかりつけの案内板もあります。

うちではまだお声がけを始めたばかりですが、5種類以上の薬を服用されている方などを優先して、少しずつ、かかりつけのお話をしています。

在宅訪問はされていますか。

数は多くありませんが、門前のクリニックからの紹介で、患者さんを受け持っています。

在宅訪問の際には、『CARADA 電子薬歴』で報告書が簡単に作成できます。

当初在宅訪問をしていなかったので、その機能は使っていませんでした。在宅訪問を始めることになって、埼玉県内のほかの店舗の薬剤師に相談した際に、教えてもらいました。薬歴と一緒に作成できるので便利です。

店舗間でそうした情報交換もされているのですね。

『CARADA 電子薬歴』導入にも携わった薬剤師がいるので、わからないことがあるときには聞くようにしています。情報交換というよりは私が頼っているといったほうがいいかもしれません(笑)

最後に今後の展望、課題について教えてください。

現在はまだパソコンを操作しながら服薬指導という段階にはなっていません。投薬口にパソコンを置いて、それを見ながら指導、さらに入力もこなしていけばもっと効率が上がります。将来的にはそこを目指していきたいと考えています。

ほかには各種加算をもっと積極的に取っていきたいと考えています。業務に余裕がないときは指導内容を要件の漏れなく薬歴に記載するという心理的ハードルがとても高く感じましたが、いまは『CARADA 電子薬歴』でチェックしていくだけで要件を満たすことができます。加算以外にも、電子化したことでできるようになったことはあると思うので、今後ひとつひとつ、こなしていきたいです。

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