服薬フォロー機能の活用で
フォローアップ件数は月100件超に

西都2丁目薬局

所在地 福岡県福岡市
開局

2017年

店舗数 70以上/グループ全体
常駐薬剤師数 2人
立地 整形外科クリニック近く
導入年月 2022年9月
導入前の状況 他社システム利用

インタビュー動画

西都2丁目薬局は、佐賀県や福岡県を中心に調剤薬局を展開する株式会社ミズが経営している。『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)の導入を機に、服薬指導のフォローアップや、ハイリスク薬の算定などの業務内容に変化があったという。薬局長で管理薬剤師の稲田健一さんに話を聞いた。

導入の目的 薬歴作成時間の短縮、算定要件を満たす薬歴内容の記載
導入の決め手 実際に操作した際に「サクサク」動作したこと
得られた効果 薬歴作成時間の短縮、フォローアップ対象患者の管理にかかる時間の短縮

西都2丁目薬局は服薬期間中のフォローアップに力をいれていると聞いています。以前から積極的に取り組んでいたそうですね。

必要があると思われる患者さん、たとえば骨粗しょう症の患者さんらに関しては、服薬状況や服薬初期の副作用反応の有無について、事前に了承を得たうえで電話確認するようにしていました。

電話確認は現場の薬剤師にかかる負担が大きいのではないでしょうか。

時間や労力はそれなりにかかります。リソースを考えれば、フォローアップの対象となる患者さんをある程度絞らざるを得ませんでした。もう少しカバーできる範囲を増やしたいという気持ちはありました。

22年11月以降は、『CARADA 電子薬歴』のSMSを利用した服薬フォロー機能を使われています。実際に使ってみていかがですか。

予約ボタンひとつで自動送信してくれますし、返信内容の薬歴反映にしてもボタンひとつでできます。それに対してアセスメントするのであれば、ちょっと付け加えるくらいのものなので、負担は感じません。

 月平均でどれくらいの件数を送られているのですか。

いまは新患の方を中心に月に100件前後です。新患の方に関しては、投薬口での説明時間を確保できる場合は、なるべくお声がけして送らせてもらうようにしています。

返信率はどれくらいですか。

5割前後は返ってきています。3割くらいを想定していたので、思ったよりも高い数字です。投薬口での説明の仕方などを工夫することで、もっと上げられるかもという感触も得ています。

返信用アンケートは、オリジナルのテンプレートを作っているそうですね。

それぞれの薬局に則したものを本社が制作しました。その中からもっとも患者さんに適しているものを選んで送るようにしています。患者さんが簡単に返せるようにという主旨で編集されたものなので、それも返信率の高さにつながっていると思います。

患者さんとのやり取りを通して、印象に残ったエピソードはありますか。

本来の服薬指導とは無関係の症状で、「関節の動きが不自由になっている」という相談が寄せられたことがありました。折り返し電話をして聞き取りをしたうえで、受診勧奨しました。フォローアップが迅速な措置を講じることにつながりました。

返信で患者さんから相談ごとを持ちかけられることは多いのですか。

市販の鎮痛剤を服用したいのだけれども問題ないだろうか、といった類いのものは、それなりの頻度でありますね。

服薬フォロー機能の活用について、今後の方針を教えてください。

稼働約3か月が経過して、運用に関するデータが揃ってきたこともあって、最近は容量変更があった方、麻薬が処方された方など、新患以外の患者さんにも範囲を広げています。探り探りではありますが、今後もさらに対象を広げていくことを予定しています。

ハイリスク薬の算定数も導入を機に増加

『CARADA 電子薬歴』の導入は22年9月です。グループ内では先行導入していた店舗もあります。使い勝手などの話は聞いていましたか。

ハイリスク薬に関する文言が多く用意されているので、算定するときの薬歴作成業務が楽になるということは聞いていました。

実際に使ってみていかがでしたか。

操作性については、ユーザーフレンドリーに構築されているので、使いやすいと感じました。

隣接するクリニックは整形外科です。ハイリスク薬は出るのでしょうか。

リウマチの方がお見えになっているので、免疫抑制剤などが出ます。加えて糖質制限クリニックも併設されていることから、糖尿病関係のハイリスク薬が一定数出ます。

ハイリスク薬加算は算定しているのですか。

『CARADA 電子薬歴』の導入時期に、全社的にハイリスク薬を算定していくという方針が示されました。いまは、できる限り算定するようにしています。

以前はそれほど算定していなかったのですか。

自分のスキルに合わせて、たとえば専門的な知識を持っている薬剤に関しては算定するようにしていましたが、その種類・数にはどうしても限界がありました。『CARADA 電子薬歴』はその点を機能的にサポートしてくれるので、安心して算定できます。万遍なく取れるようになったと思います。

ハイリスク薬を算定するときには、薬歴をどのように作成しているのですか。

基本的には指導ナビを使っています。提示された情報が、その日の指導内容にふさわしいものであればそのまま使いますし、違いがあるのなら実態に即したものに修正して仕上げています。

以前の電子薬歴と比較して、ハイリスク薬算定の薬歴作成にかかる作業は楽になりましたか。

はい。手間を考えると、以前の電子薬歴に戻るという選択肢は考えられないですね(笑)

どこに違いがあるのでしょうか。

手入力する分量が決定的に違います。以前の電子薬歴にも例文などが存在していましたが、アクセスするのに時間がかかることもあって、使用していませんでした。そのぶん時間も手間もかかっていました。

ハイリスク薬関係以外で、『CARADA 電子薬歴』導入によるメリットを感じる点はありますか。

注意事項の表示で助けられることが多くあります。例をあげると確認十項目で、未記載事項があるケースでは、赤字で注意喚起されるので、見落としを防げます。これも以前の電子薬歴よりも親切な設計になっていると思います。

本日はお忙しいなか、ありがとうございました。

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