2022.02.15
クラウド電子薬歴『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下、『CARADA 電子薬歴』)は、2022年3月下旬より「服薬フォロー機能」を追加します。
本機能では、服薬フォローの対象となる患者の候補の提案から、患者への服薬状況の確認依頼、確認内容の薬歴反映まで一連の業務を『CARADA 電子薬歴』上で実施できるようになり、薬剤師による患者への適時適切な服薬期間中のサポートを実現します。
『CARADA 電子薬歴』で患者ページから操作する際の「服薬フォロー」画面
2020年9月に施行された改正医薬品医療機器等法(改正薬機法)では、患者の服薬期間中に、必要に応じて薬剤師が薬剤の使用状況の把握や服薬指導を行う「薬剤服用期間中の患者フォローアップ(以下、「服薬フォロー」)」が義務化され、より安全な薬物治療を実現するために薬剤師の重要な業務として定義されています。
そこで、『CARADA 電子薬歴』では、服薬フォローに関する全ての業務を『CARADA 電子薬歴』上で完結できる「服薬フォロー機能」を追加しました。薬剤師が適切なタイミングで患者ひとりひとりに服薬フォローを行うためのサポートを通じて、患者が安全・安心に薬を服用できる環境づくりに貢献します。
『CARADA 電子薬歴』の「服薬フォロー機能」では、薬剤の種類や服用日数などの処方箋情報、患者の疾患や生活習慣を含む特性をもとに、服薬フォローの対象となる患者の候補と患者への確認事項(アンケート)を提案して、どの患者に何を確認すべきかという薬剤師の判断をサポートします。また、患者からの回答は薬歴システム上に保存されるので、ワンクリックで各患者の薬歴に反映できます。薬歴に保存された情報をもとに、『CARADA 電子薬歴』上で医師への報告書(トレーシングレポート)の作成も可能です。
患者への連絡には、多くの人が使い慣れている携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)を使用して、回答のしやすさにも配慮し、患者が服薬フォローに対応する際の手間や負担も軽減します。
<『CARADA 電子薬歴』による服薬フォローの流れ>
1. 処方箋情報をもとに、フォローを行うべき患者を『CARADA 電子薬歴』が提案
2. 薬剤師が服薬フォローの実施要否を判断
3. 『CARADA 電子薬歴』からの提案内容をもとに、患者へのアンケート内容と送信日時を確定
4. 設定日時にSMSで患者にアンケートを送付
5. 患者がアンケートに回答