溝上薬局北鹿島店
所在地 | 佐賀県鹿島市 |
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店舗数 |
70以上/グループ全体 |
立地 | 総合病院の近く 内科/小児科/整形外科の処方箋枚数が多い |
導入年 | 2019年11月 |
導入前の状況 | 他社システム利用 |
佐賀県・福岡県を中心に薬局を展開する株式会社ミズが運営する溝上薬局北鹿島店は、内科、リウマチ科、小児科などを擁する総合病院の門前にある。同社が掲げる地域密着の経営方針を同店がどのように実現しているのか、そこに 『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下、『CARADA 電子薬歴』)がどう寄与しているのか、同店の管理薬剤師・占部康幸さんに話を聞いた。
導入の目的 |
薬歴作成時間の短縮 |
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得られた効果 |
薬歴作成時間の短縮により他の業務に時間を充てられるようになった フォローアップの連絡漏れが防止できている 「乳幼児加算サポート」機能が便利 |
9割くらいだと思います。診療科目は内科、整形外科、小児科が中心です。
小児科がもっとも気を使いますね。体重が少ないお子さんに標準の量を処方した場合、効きすぎによる副作用のリスクが高くなってしまうので、体重によって量を調整する必要があります。でも処方箋には基本的に体重は書かれていない。お母さんに必ず体重を聞かなくてはなりません。
整形外科は逆に年齢層が高めで、気をつけなくてはならないことがあります。とくに薬の飲み方についてですね。たとえば骨粗しょう症には、骨吸収と骨形成のサイクルを調整する薬がありますが、飲むのは月に一回だったりします。薬をお出しするときにきちんと説明しますが、1か月後ともなると忘れる方もいます。前日になったら再度電話をかけて「明日ですよ」とお知らせするようにしています。
もともと、かかりつけ薬剤師として患者さんと接していたので、フォローアップが制度化されたときも、問題なく受け入れることができました。現在、約140件のかかりつけ患者がいますが、この方たちを中心にフォローアップしています。
副作用が出た方、処方薬に変更があった方などが多いです。あとは薬嫌いのお子さんがいるご家庭に「ちゃんと飲めましたか」と確認したり、飲みやすくするためのアドバイスをしたり。ピロリ菌の除菌薬を処方した患者さんには、一週間きちんと飲み切らないと効果が半減するので「ちゃんと飲めていますか」とか、「下痢はしていませんか」とか確認するようにしています。
投薬の際に「後日電話で連絡」のようにToDo機能※でメモするようにしています。すごく助かっていますね。あれがなければメモが埋もれてしまうこともあるし、電話し忘れることもあると思います。
薬歴への反映も、あらかじめToDoリストに連絡すべきことを記してあるので、簡単に済みます。1分もかからないくらいです。
※ToDo機能:薬局ごとにToDoリストが管理できる機能
混みあっていないときには、患者さんが会計の準備をしているときに書いてしまいます。基本的にはチェックしていくだけなので。終わらなかったら仮保存しておいて、あとで書き終えるようにします。混雑しているときは、午後ひといきついたときや業務の合間に書きます。
薬歴を開くだけで時間がかかっていました。投薬口にすでに薬も用意してあるのに、パソコン画面はずっと初期化中で、患者さんをなかなか呼べない(苦笑)。これが各患者で起こっていました。当然後ろにつかえます。薬歴作成もSOAPごとにほぼ手打ちだったので時間がかかっていました。
めちゃめちゃ速いっ(笑) 。先日、旧システムを使っている株式会社ミズの店舗に業務終了後に訪問したのですが、改めて遅いと感じました…。パソコンの前で待つ時間と薬歴作成にかかる時間が短縮されたことで、フォローアップなど、ほかの業務に充てることができるようになりましたね。
アップデート情報はよく見るようにしています。ちょっとした改善で使いやすくなったり、便利になったりしますね。昨年は6歳未満の患者の体重欄ができて、ありがたかったです。うちは乳幼児加算を取っているので。あとは乳幼児加算用のコメントがあればもっといいのですが。
(画面で確認しながら)本当だ、これは助かります。さっそく使わせてもらいます(笑)
お子さんやご高齢者の方を中心に、気になった方にお声がけするようにしています。「薬のこと、健康のこと、すべて私に任せてみませんか」と。かかりつけ薬剤師指導料を60円から100円ほどご負担いただくことになるので、その点がネックになることもありますけど。こどもには自治体からの医療費助成があるので、受け入れられやすい面はあります。いずれにしろ、認知度は低いので、こういう制度があると紹介している段階です。
私は新卒でこの会社に入ったのですが、会社が掲げる地域密着型の薬局という方針が私が目指す薬局・薬剤師像と同じだったことが大きな理由でした。理想としているのは地域の方が気軽に入ってこられる「町の薬屋さん」です。
もちろん理想と現実の間には乖離があります。現状、薬局は気軽に入りやすいとは言えません。それを変えるためには何をすべきなのか。カフェのようなスペースが必要なのか。もちろん経営を考えれば、コストの問題もあります。
一方で公的には、数年前に制度化された「健康サポート薬局」があります。目指す方向性は同じですが、残念ながらまだ一般に浸透していませんし、認定を受ければ理想の薬局を実現できるというものでもないでしょう。正解はありませんし難しい課題ですが、今後も考えていきたいと思っています。
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