ひやく薬局こんだ
所在地 | 兵庫県丹波篠山市 |
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開局 |
2021年5月 |
店舗数 |
4店舗 |
立地 | 耳鼻咽喉科クリニック門前 |
導入年月 | 2021年5月 |
導入前の状況 | 新規開業 |
株式会社ひやくは、兵庫県丹波市を中心に4店舗を展開している。そのなかの1店舗ひやく薬局こんだは、丹波市に隣接する丹波篠山市に2021年春にオープンしたばかりの新規店だ。同店では他店舗に先駆けて『CARADA 電子薬歴Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を導入した。同店の管理薬剤師・藤末映子さんに話を聞いた。
導入の目的 |
新規開業にあたり使いやすい電子薬歴を検討 |
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導入の決め手 |
お知り合いからの前評判通り、画面の見やすさと指導ナビによる業務効率化を確信したこと |
得られた効果 | 指導ナビにより服薬指導もスムーズに、記載する文章にも悩まなくなった |
もともと地域の診療所があって、薬局の開設が望まれていた地区ではありました。ただ交通アクセスと地域住民数などの理由から、どの薬局も二の足を踏んでいたと聞いています。耳鼻咽頭科のクリニックが新たに開院することに合わせて、ひやくグループが手を挙げた形です。
車で20分くらいかかる篠山(ささやま)市内まで行かれる方が多かったようです。私は以前、篠山市内の別の薬局に勤務していた経験があるのですが、患者さんから「〇〇にいてた?移ってきたん?ほなこっち来るわ」とお声がけいただくことがあります(笑)
今田(こんだ)町にたったひとつの薬局なので、「こんな田舎町に作ってくれて」「行ってあげないと」という感じで応援してくださいます。本当にうれしいことです。
門前ですし、狭い地域ですからそういう想定だったのですが、開局してから3か月で意外なことに27もの医療機関からの処方箋を受け付けました。門前からの処方箋割合は50%ほどです。
地域にお住まいで周辺の大きな病院に通われている方が処方箋を持ってきてくださることと、隣接する市にお住いの方も来られること、そのふたつを理由として挙げられます。もともと隣接する市の病院とは処方箋受付で連携していなかったのですが、慌てて連携をお願いしました。ドライブスルーを併設しているので、その利便性が受け入れられているのではないでしょうか。コロナ禍という特殊な状況も、待合室で待つ必要がないことから、影響しているかもしれません。
現在ひやく薬局の他店舗では、レセコン一体型の電子薬歴を使用していますが、開局準備をしている際に経営サイドから、既存のレセコン一体型、『CARADA 電子薬歴』、他メーカーのクラウド型の電子薬歴、3つの選択肢を与えられて意見を求められました。『CARADA 電子薬歴』を使うのは初めてでしたが、それまで私が使ったことのあるどんな電子薬歴にも搭載されていなかった機能がありました。業務が楽になると確信して、これがいいと推させてもらいました。
薬歴で使う文章を、あらかじめ用意されているものから選べる機能です(=指導ナビ)。文章を作成する際に、どう書こうかという語学力の部分で悩むことは少なくありません。自分で入力するタイプの電子薬歴では、その悩みが常につきまといます。でも『CARADA 電子薬歴』は基本的にはクリックで選択していくだけなので、そこに時間を取られることはありません。調剤業務の合間に作業することもできます。
もともと経営サイドの『CARADA 電子薬歴』の評価は非常に高いものでした。導入に際しては、現場の責任者になる私にも意見を聞いておきたいということだったのだと思います。先日社長が店舗に来た時にも感想を聞かれました。使いやすいですよ、と答えました(笑)
ハイリスク薬の副作用において病名だけでなく具体的な症状まで表示されることです。たとえば薬の副作用として知られる病気のひとつに横紋筋融解症があります。これまで使用してきた電子薬歴は病名だけで具体的な症状は表示されませんでした。でも『CARADA 電子薬歴』では横紋筋融解症の病名とともに「筋肉痛」「尿の色の変化」などの症状も併せて表示されます。
そうです。調べる時間が不要になる分、時間の節約につながります。経験の浅い薬剤師であっても表示に従えば確認すべきことを漏らさず聞くことができることもメリットといえます。開局1年後の実施が予想される個別指導対策としても有効になると思います。
先月から始めました。診療所の先生からお声がけいただいて、先生が往診されている個宅を何件か担当することになりました。高齢者が多い地域なので今後増えていくと思います。
報告書の作成が便利です。報告書は医師以外に、ケアマネージャーへの提出も推奨されているのですが、ボタンひとつでケアマネージャー用の報告書まで作成してくれます。
地域医療活動に積極的に関わっていく予定です。認定薬剤師は取っているので、地域医療活動の実績を作ることで、開局1年後にはかかりつけ薬剤師の申請が可能になります。地域の特性、人の結びつきの強さを考えれば、かかりつけ契約を結ぶ患者さんは多くなると思います。ひとりひとりとしっかり向き合って、「あそこの薬局に行けば相談事に乗ってくれて、解決策も見つかる」そう言われる薬局にしたいと考えています。
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