店舗外でも薬歴を作成できる
1人薬剤師を支える機動性

ありす薬局

所在地 山梨県上野原市
開局

2004年

店舗数

1店舗

常駐薬剤師数

1人

非常勤薬剤師数 1人
立地 商店街
導入年月 2021年8月
導入前の状況 他社システム利用

インタビュー動画

山梨県東部の上野原市。中心街を通る甲州街道にはいまなおかつての宿場町の趣が残る。この地で生まれ育った薬剤師の曽根有理さんは、2004年に実家を改装してありす薬局を開業。21年夏には電子薬歴を、長年使用していたレセコン一体型のものから『CARADA 電子薬歴Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)に替えた。曽根さんに話を聞いた。

導入の目的

薬歴作成時間の短縮と、薬局外での利用を可能にすること

導入の決め手

操作が簡単であること、インストールできる端末の台数制限がないこと

得られた効果 薬歴作成時間の短縮、薬局外からも薬歴作成が可能になったこと
曽根さんは生まれ育った上野原で、地域に密着した活動を続けている。

甲州街道近くの県道に面していますが、基幹病院は遠く、クリニックの門前でもないようです。

ここはもともと実家で、両親が洋菓子店を営んでいました。その店舗を有効活用したいという考えからスタートしています。そのため、お隣にクリニックはありません。

調剤薬局としては立地的にハンデがあると思いますが、それでも長年経営を続けられています。その要因はどこにあるのでしょう。

地域の方に支えられているのだと思います。もともとこの地で生まれ育っているものですから、患者さんのなかには私のことを子どもの頃から知っている人というも珍しくありません(笑)。そうした方々が、地域の病院やクリニックにかかったあとに処方箋を持ってきてくださいます。

薬歴は、以前はレセコン一体型のものを使われていました。なぜ変えようと思われたのですか。

7~8年ほど使っていましたが、薬歴作成に時間がかかってしまう点が悩みでした。常勤薬剤師は私ひとりなので、多忙な時は薬歴作成にさける時間がなくなって、溜まってしまうようなこともありました。もうひとつ、使える端末が限られていたことも改善したいと思いました。当薬局では配達業務が多いのですが、配達後にまた店舗に戻って薬歴を書くという作業は非効率的です。端末を持ち出すことができればこの点は解消できると思っていました。

配達をされているのですか。

この地域は河岸段丘沿いにあることから平地が少なく、車を運転しない高齢者の移動には困難が伴います。病院には足を運んでも薬局までは……という方が多いのです。配達希望と書かれた処方箋が、いろいろな病院やクリニックからFAXで送られてきます。

地域に密着した活動をされているのですね。

上野原市は高齢化が進んでいることもあって、国が対策を打ち出す以前から、地域医療の問題に、行政や医療機関、薬局などが連携して取り組んできました。システム上で患者情報を共有するなど、地域の方を包括的にサポートする体制が整えられています。

個別指導に対する不安感も解消

『CARADA 電子薬歴』を選んだ経緯について教えてください。

薬歴を変えたいという話を卸の方にして、紹介されたのが『CARADA 電子薬歴』でした。21年の夏にソラミチシステムの営業の方にデモに来ていただきました。操作が簡単で、クリックだけでほぼ薬歴作成が終わることを実際に目にして、これは便利だと思いました。端末の導入台数に制限がなく持ち運べることも望んでいたことだったので、すぐに導入を決めました。

導入後、情報の移行はスムーズにできましたか。

基本的なデータは以前使っていた電子薬歴から移行してもらいました。それぞれのフォーマットの違いから生じる空欄については患者さんが来られた時に聞いたりして埋めていくようにしています。新規の患者さんには問診表を記入してもらいますが、その項目は『CARADA 電子薬歴』の基礎情報に合わせて作成しなおしました。移行作業に関してはとくに問題なくできていると思います。

使い始めて3か月くらい経過しましたが、以前との変化は感じますか。

薬歴は薬局の中でのみ記載できるのが当たり前でしたが、『CARADA 電子薬歴』では場所を選ばずに薬歴を書けるようになった点で、以前よりも効率的になりました。薬歴を書くためだけに夜遅くまで残業をしなくても、自宅から記載できるようになったことに助かっています。また、薬歴作成にかかる時間も短縮されました。以前使用していたものは、選択式になっていたのは薬剤名くらいで、基本的には手打ちでした。一方『CARADA 電子薬歴』では指導ナビを使えば、ほとんどの作業をクリックするだけで終えられます。薬歴作成にかかる時間は、標準的なケースでは1人あたり2~3分になりました。それでも内容的には以前よりも充実したと感じます。

薬歴の充実は個別指導対策につながります。

個別指導は、開局後のとき以来、受けたことはありませんが、もし対象になったらということは常に念頭にあります。以前、県の薬剤師会が開く薬歴関係の講習会に参加したことがあるのですが、そこで受けた指導内容を薬歴に反映できているかという点については常に不安がありました。その心配は『CARADA 電子薬歴』に変えてからなくなりました。

ほかに便利になったと感じる機能はありますか。

併用薬をチェックする処方監査機能です。複数の病院を受診されている患者さんが多いので、飲み合わせを確認する機会が多いのですが、単に「禁忌」と出るだけではなく、その理由も明示してくれます。知らなかったことが含まれていて添付文書を改めて確認してみたこともあるのですが、しっかり記載されていました。こうした情報に日常的に接することは、薬剤師のスキルアップにつながると思います。

最後に今後予定している展開について教えてください。

いまのところ、店舗外の活動は配達にとどまっていますが、今後は在宅訪問も求められるようになるでしょうし、その要望に対応していかなければならないと思っています。『CARADA 電子薬歴』についても、おそらく私が使い切れていない機能がたくさんあると思うので、これからいろいろトライしてみたいと考えています。

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