指導ナビと基礎情報をフル活用
導入数か月で心強い“バディ”に

しょうなん調剤薬局都通店

所在地 愛知県名古屋市
店舗数

10店舗以上

常駐薬剤師数 3人
立地 内科・循環器クリニック門前
導入年月 2021年5月
導入前の状況 他社システム利用

インタビュー動画

名古屋市内を中心に直営19店を運営するしょうなん調剤薬局は、直営全店での『CARADA 電子薬歴Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)導入を決定した。21年5月に導入した都通店で、同店の管理薬剤師・饗庭(あいば)貴子さんに、導入後の変化について聞いた。

導入の目的 グループ内の薬歴システム変更により導入
導入の決め手 ハイリスク薬に関する薬歴記載の効率化と自分のパソコンから操作が完結する点に利便性を感じた
得られた効果 患者情報が見やすくなり心理的ストレスが軽減、患者さんにも伝わりやすい言葉で聞くことができるように

内科・循環器内科クリニックの門前にあります。

処方箋の大半は門前のクリニックからです。クリニックの先生の専門分野である糖尿病の患者さんが多くいらっしゃいます。

糖尿病患者はハイリスク薬も多くなります。加算は取られていますか。

取ることが多いです。ハイリスク薬の薬歴作成は『CARADA 電子薬歴』導入以降、楽になりました。

具体的にどういった点で楽になりましたか。

以前使用していた電子薬歴では患者さんに確認すべき項目が5つあったとすると、そのすべてで別画面が立ち上がって、それぞれチェックを入れていく必要がありました。デジタルタイムラグがあるぶん時間がかかっていたのです。ハイリスク薬の薬歴を作成する際には、作業量の多さに気持ちが重くなりました(苦笑)。その点、『CARADA 電子薬歴』は基本的に1画面で完結します。画面を開いたり閉じたりする必要がなく、各項目を確認しながらチェックを入れていくだけなので、時間がかかりません。

検査値の入力が必要になる患者さんも多そうです。

そうですね。労力の必要になる作業ではありますが、でも以前と比較すると検査値の入力はしやすくなりました。とくに便利だと感じるのは、項目の追加をしやすい点です。具体的に説明すると、たとえば当店に多い糖尿病の患者さんの場合、尿クレアチニンなどの標準的な検査のほか、患者さんの症状によっては特殊な検査もあります。そうしたときに、項目追加が簡単にできるのです。

以前使用していた電子薬歴は違ったのですか。

各々の端末からは検査項目追加の操作ができず、マスターが入っているパソコンからアクセスする必要がありました。その場で追加対応できるような設計にはなっていなかったのです。マスターでの修正も楽ではありませんでした。その場で、自分のパソコンから操作が完結するのはやはり便利です。

トリセツを読むのが好きだという饗庭さん。導入後数か月でさまざまな機能を使いこなしている。

そのほかに使っていて便利だと感じる点はありますか。

指導ナビです。残薬、体調変化、併用薬、他科受診など以前十項目と言われていた基礎情報を確認しつつ、最後に「確定」ボタンを押して指導ナビを開くと、基礎情報に記載した内容に応じた情報・文章が表示されます。
導入してしばらくは、指導ナビが何らかのアルゴリズムに従って内容を変えていることはわかりましたが、基礎情報とのリンクに気付いていませんでした。各情報が関連付けられているおかげで、それぞれの患者さんに必要なことをピンポイントで聞くことができます。さらに質問の仕方についても、以前は患者さんにとっては難しく感じるような聞き方をしていたケースもありましたが、いまではたとえば「疲れやすくないですか」というようにシンプルになったと思います。よりスムーズな会話が可能になりました。
もうひとつ、操作というより表示の話なのですが、基礎情報が閲覧しやすいところが気に入っています。たとえば体調変化を追っていきたいときに、それを一覧表示できます。薬の変遷はカレンダー機能から追えますが、こうした患者さんの情報も追えるのはありがたいです。

導入薬局様のお声を多く聞いてきましたが、ここまで機能面に踏み込んでお話ししてくださる方は初めてかもしれません。プログラムに関心があったりするのですか。

小学生の頃から(笑)。データベースを組めるソフトを使って在庫管理していたこともあります。いまでもトリセツを読むのが大好きで最初から最後まで目を通します。こんなこともできるのかと発見するのが楽しいです。

併用薬確認の際には、添付文書も簡単チェック

門前のクリニック以外の患者さんも来局されますか。

近場にある医療センター、県のがんセンターなどからの患者さんがいます。複数の医療機関にかかられている患者さんも多く、そうしたケースでは処方される薬も多種類になりがちです。併用薬確認が必須になりますが、なかには知識や経験でカバーしきれない薬もあります。

そういうケースではどう対処するのですか。

飲み合わせや禁忌については『CARADA 電子薬歴』の処方監査で確認することができます。でも、それで終わりというわけにはいきません。自身でも理解を深める必要がありますし、患者さんから質問されることもありますから、答えられるように調べておく必要があるのです。その際に便利なのが添付文書です。『CARADA 電子薬歴』では処方薬だけでなく併用薬の薬名の横にもボタンがついていて、すぐに添付文書を開くことができるので簡単に調べられます。
ひと昔前は知識と経験で対応していました。でも医療の進歩とともに、覚えるべきことがこと細かくなって、現実問題として個人が新しい情報を常にアップデートしていくことは難しくなっています。その点を『CARADA 電子薬歴』がカバーしてくれる。心強い“バディ”という存在ですね。

ジェネリック医薬品が追加され、薬の数も増え続けていますね。

ジェネリックについていえば、同じ成分、同じ薬名でもメーカーが違うようなケースすらあります。現在は医薬品の流通が不安定になっていることもあり、前回と今回で異なるメーカーの薬をお渡しすることになるケースもあります。患者さんにその旨をきちんと説明する必要がありますが、その際にも指導ナビが役立ちます。薬名のところにメーカー名や製造中止などの情報が併記されるからです。再開されたときも同様です。

最後に、しょうなん調剤薬局都通店さんの今後の展開、目標について教えてください。

地域に根差した薬局を目指しています。「ここだったらなんでも相談できる」というような薬局です。たとえば最近ではコロナウィルスのワクチン接種に関する相談を受けることがあります。そうしたケースでは市内の接種情報を調べてお伝えするようにしています。健康に関する情報も積極的に配信していきたいと考えています。たとえば地域にお住いの高齢者の方向けに家のなかで簡単にできるストレッチなどを紹介する情報誌的なもの。そうした活動を通して、誰もが気軽に足を運べるような開かれた薬局にすることが今後の目標です。

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