グリーン薬局
所在地 | 新潟県上越市 |
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開局 |
1992年 |
店舗数 |
3店舗 |
常駐薬剤師数 | 2人 |
立地 | 診療所門前 |
導入年月 | 2022年3月 |
導入前の状況 | 他社システム利用 |
グリーン薬局は新潟県上越市柿崎区で約30年前から地域密着型の営業を続けている。21年春には『CARADA 電子薬歴Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を導入した。他社システムから切り替えた理由と、その後の業務内容の変化について、有限会社グリーン薬局取締役で管理薬剤師の長岡高史さんに話を聞いた。
導入の目的 |
業務の効率化 |
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導入の決め手 |
起動、読み込みの速さ、簡易な操作性 |
得られた効果 | 患者さんの待ち時間短縮、薬歴作成時間の短縮 |
はい。実家になります。私自身は、現在は別に住居を構えていますが、両親がいまもここに住んでいます。
30年くらい前、同じ区画にあるクリニックが院外処方に移行するということで、現社長の父が開業しました。
そうです。父は70代になりますが、まだ調剤業務にあたっています。
そういうわけではありません。以前は県内の病院に勤めていました。5年くらい前にこちらに戻ってきました。
はい。私が戻ったときに、事務的な作業量を減らすために電子薬歴を導入して、以来そのシステムを使っていました。
実は、とくに切り替えを考えていたわけではありませんでした。卸の方から「お勧めの電子薬歴があるので、デモだけでもさせてもらえませんか」と頼まれて、当初は断っていたのです。それでもあまりに熱心に勧められるものだから、デモだけなら、ということで来てもらうことにしました。
その時点でも、まったく乗り気ではありませんでしたが、操作を目の当たりにして気持ちが一変しました。まず感じたことは、起動と読み込みの速さです。それまで使っていた電子薬歴では、処方回数が多い患者さんに関しては、情報を読み込むのに30秒、1分とかかることが珍しくなかったので、これは驚きでした。がぜん興味を惹かれて、操作性も確認してみたら、どこにどんな情報があるのかが感覚的にわかるし、薬歴も作りやすそうですし、切り替えることで効率性がアップすることは明らかでした。
確認すべき点はいくつかありましたが、ひとつひとつ洗い出して質問をして、最終的には社長の決裁を経て導入となりました。
とくに問題なく操作できるようになりました。全体的な構成がシンプルで、どこにどの情報があるのかが直感的にわかるように設計されていて、さらに各項目の色づかい、アイコンの配置などもよく考えられていると思います。
以前はすべて手入力で書いていました。定型文なども自分で用意できましたが、使う機会は限られていました。いまは指導ナビを使っているので、クリックで選択するだけで大半の作業が終了します。薬歴にかかる時間は短縮されています。
患者さんが来られたら、薬歴を開いて指導ナビを選択して提示された内容を確認したうえで、服薬指導するようにしています。患者さんが帰られたあとに、投薬口でのやり取りや主訴を加えて作業終了です。
以前との大きな違いは、患者さんにお待ちいただく時間が少なくなったことです。指導ナビを使うことで、服薬指導をする前に「何を話そうか」と考える時間が不要になった結果です。
病名登録です。患者さんからのヒアリングや、処方薬から病名の候補一覧が出てきます。病名は必須ではありませんが、患者さんに指導するうえで情報は多いに越したことはありません。併用薬チェックなどをする際には、この病気にこの薬は大丈夫なのだろうか?といった具合に気づきにつながることもあります。
以前の電子薬歴には、病名の記入欄はありましたが、システム側からフォローしてくれるような機能はありませんでした。自分で調べて入力するほかなく、余裕のない時などにはカバーしきれないこともありました。
禁忌薬の確認です。単に禁忌と表示されるだけでなく、何に対しての禁忌なのか、なぜ禁忌なのか、病気なのかあるいは併用薬なのか、その理由までクリック一つで一覧表示されます。患者さんにもしっかりした情報を伝えられますし、便利な機能だと思います。以前の電子薬歴では、禁忌の理由までは表示されませんでした。
あとは機能というわけではありませんが、患者さんから問い合わせがあったときの対応が楽になりました。たとえば患者さんから問い合わせを受けて「先日受け取った薬についてですが……」というような質問を受けたときには、患者さんの名前から薬歴を立ち上げて、すぐに調べられます。細かい質問に対しても、薬名から添付文書を開くこともできるので、その場で答えられます。
薬局としては、在宅訪問など地域連携の活動への注力です。いまは在宅訪問については、基本的にはクリニックやケアマネなどから依頼があった場合に限られているため月に数件程度ですが、一帯は農村で高齢化が進んでいることから、今後はもっと積極的に対応する必要に迫られると思います。人員や時間など、クリアすべき課題はまだまだ多いですが、いまから考えておく必要はあるでしょう。
個人的には、『CARADA 電子薬歴』による効率化で捻出した時間を、がん専門薬剤師など専門分野の資格取得の勉強に充てたいと考えています。
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