電子薬歴の進化は時代の要請
クラウドで在宅訪問や休日対応もすぐに対応可能に

おおぞら薬局助信店

所在地 静岡県浜松市
開局

2015年

店舗数

12店舗

常駐薬剤師数 3人
立地 病院門前
導入年月 2022年3月
導入前の状況 他社システム利用

インタビュー動画

静岡県西部で12店舗の調剤薬局を展開するおおぞら薬局グループは、既存店舗への『CARADA 電子薬歴Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)導入を進めている。22年3月に導入したおおぞら薬局助信店で、同店管理薬剤師の篠塚雄治さんに導入後の業務の変化について話を聞いた。

導入の目的 業務の効率化(グループ内店舗で順次切り替え中)
導入の決め手 簡易な操作性と、服薬指導を的確にする「指導ナビ」
得られた効果 薬歴作成にかかる労力削減、時間の短縮

おおぞら薬局グルーブでは、助信店は半田山店についでの導入です。早期導入する何らかの理由があったのでしょうか。

当薬局では以前はレセコン一体型の電子薬歴を使用していたのですが、サーバーが物理的な寿命を迎えてしまいました。『CARADA 電子薬歴』に切り替えるタイミングと合致したため、導入を決めました。

導入して2か月が過ぎました。

まだ試し試しやっているような状況です。旧システムから患者情報を移行してもらいましたが、様式や項目の違いもあって、全情報が網羅されたわけではありません。未記載になっている部分を、患者さんが来られたら補足していくという作業をしています。

以前のシステムと比較して違いを感じる部分はありますか。

総じて『CARADA 電子薬歴』のほうが、いろいろな面で融通が利くという印象です。そのひとつに、小さなことですが予測変換機能があります。薬名の最初の3文字を打てば、候補の薬が一覧表示されます。以前は薬名をすべて打ち込まなくてはなりませんでした。手間が軽減されましたし、正確に記せるようになりました。

パソコンのなかのひとつのアプリケーションとして使える点も好印象です。日常業務中にインターネット検索が必要になる場面は少なくありません。たとえば、患者さんから食事について質問されたときには、『CARADA 電子薬歴』を開きながら、ネットに接続して調べられます。旧システムは専用パソコンになっていたので、インターネットにつないだり、他のアプリケーションを併用したりすることはできませんでした。

篠塚さんはこれまで複数の電子薬歴使用経験がある。クラウド型を使うのは初めてとのこと。

タブレットなら休日対応時も薬歴参照が可能に

外来は門前の病院からが中心になるのでしょうか。

そうですね。特徴的なのは透析の患者さんが多いことです。「月水金」「火木土」というグループ分けで透析治療があるので、当薬局には透析を終えられた患者さんが毎日来られます。

透析患者さんならではの難しさはありますか。

禁忌については気をつけなくてはなりません。当薬局に赴任した当初は、難しさをたびたび感じました。いまも常に緊張感と隣り合わせです。というのも透析患者さんとひとくくりに言っても、症状は各々異なるからです。たとえば腎機能を完全に失っている方もいれば、一部機能している方もいます。一般的に透析患者に禁忌といわれているような薬でも、腎機能の状態によっては服用が可能なケースもあります。そうした見極めには知識と経験が必要になります。

『CARADA 電子薬歴』には禁忌の検索機能があります。

どう入力すると、どう表示されるのか、患者さんごとの違いも確認しつつ、実態に即したベターな方法を探っているところです。安全面への配慮は当然の前提になりますが、同時に効率も考えなくてはなりません。

透析患者の方の体調管理には、検査値も重要になりそうですね。

カルシウム、カリウム、リンのバランスはとりわけ重要です。そのあたりの数値は、患者さんの体調に直結するので薬局としても確実に抑えておきたいところです。

ふだんはどのような端末で作業をされているのですか。

基本的には投薬口と調剤室にある計4台のパソコンを使っています。

iPadなどのタブレット端末は使われていないのでしょうか。

いま本社サイドに要望を出しているところです。持ち出しできることはクラウド型の大きなメリットですから。
※取材後にタブレットの導入がなされた

どのような場面で使われることを想定していますか。

ひとつは居宅への在宅訪問です。月に2~3件程度と数は少ないのですが、薬歴を携行できれば、過去薬歴の確認作業など、現場での業務に役立ちます。もうひとつは休日対応です。日曜日などの休日には薬局にかかってきた電話には転送対応するようにしています。手元に薬歴があれば、患者さんに対して適切な指導が可能になります。
※取材後にタブレットが導入され、在宅訪問や休日対応にご活用いただいております。

薬歴作成で以前と変わったことはありますか。

作業効率です。指導ナビに従ってクリックしていけば薬歴が作成できる点は、労力の削減につながるのでありがたいと思っています。一方で導入当初は「誰が書いても同じになってしまうのでは」というスタッフの心配の声もありました。システムがアシストしてくれる部分が多いことから、真面目な人ほど「手抜きをしているのではないか?」と感じてしまうのかもしれません(苦笑)

誰でも記載すべき内容を効率よく記録できる、DO処方でも患者さんに合わせて毎回異なる服薬指導ができるようナビゲーションするというのが開発コンセプトなので、そこは安心して手抜きしていただければ、と(笑)。一方で、効率化で生まれた時間を患者さんとの会話、専門的な業務、在宅訪問などの地域社会との繋がりに利用いただけているようですね。

対面業務の充実は国が薬剤師に求めていることでもありますしね。そうした要求に応えようとするなら、作業の効率化、システム化が必須ですし、電子薬歴が『CARADA 電子薬歴』のような設計になっていくのは必然といえます。私たちも早く使いこなせるようにならないといけません。サポート担当の方にもまた連絡すると思いますが(笑)、よろしくお願いします。

導入後のサポート体制も整えておりますのでお気軽にご連絡ください。本日はありがとうございました。

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