薬効や副作用を素早く確認
訪問先ではタブレットで作業

スター調剤薬局坂之上店

所在地 鹿児島県鹿児島市
開局

2017年

店舗数

13店舗

常駐薬剤師数 3人
立地 病院門前
導入年月 2020年5月
導入前の状況 他社システム利用

インタビュー動画

スター調剤薬局は、鹿児島市を中心に調剤薬局などを事業展開する白男川薬局グループが運営している。同グループは調剤薬局全店舗に『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を導入済みだ。スター調剤薬局坂之上店で、同店の薬剤師・有薗さとみさんに話を聞いた。

導入の目的 薬歴作成業務・在宅訪問の効率化
導入の決め手 服薬指導・薬歴作成サポート機能の指導ナビ
得られた効果 服薬指導・薬歴内容の底上げ、在宅訪問の情報記載漏れ削減・時間の有効活用

患者さんは、向かいの病院からが多いのですか。

はい。診療科目としては精神科が中心になります。

精神科ならではの難しさがありそうです。

患者さんと接するにあたって、あまり深く踏み込みすぎてもいけませんし、とはいっても服薬指導をするうえである程度はお聞きしなくてはなりませんし、その距離の取り方に難しさを感じます。

処方薬についても気を使いそうです。

ハイリスク薬も多いので、細心の注意が必要です。標準的な使い方だけであれば『CARADA 電子薬歴』のチェック機能もありますしとくに問題はないのですが、例外的な使い方をするケースも珍しくなく、そういうときには「どういう意図なのか?」と考えなくてはなりません。

具体的にはどういうケースがあるのでしょうか。

錠数と用途の2パターンがあります。錠数でいえば、私のこれまでの経験から「こんなに処方して大丈夫なのだろうか?」と思うようなことがあります。『CARADA 電子薬歴』では錠数を確認するようアラートが表示されますし、合理的な理由を見いだせない場合は疑義照会をするのですが、医師の判断には相応の理由があることも多いのです。そういうときには確認した事項を申し送り事項などに注記しておいて、次回以降につなげるようにします。

用途でいえば、たとえば一般的にはてんかん発作を抑えるために使われる薬が、まったく別のケースで処方されることがあります。そういう使い方もあることは、情報として頭の片隅にはあるのですが、心もとない情報だけで薬を出すわけにもいきません。そうしたとき『CARADA 電子薬歴』には助けられています。薬名から調べることで「脳の興奮状態を鎮める」というように効能、処方の意図を確かめられるからです。

有薗さんご自身は、こちらの薬局に勤められて長いのですか。

いえ、まだ2年ほどで、以前は別の法人に勤めていました。精神科の門前は初めての経験なので、なおさら難しさを感じます。

『CARADA 電子薬歴』はこちらに来て初めて使用されたのですか。

そうです。以前はレセコン一体型の、もっと機能が簡易的な電子薬歴を使っていました。

以前使われていた電子薬歴と比較して、使い勝手はいかがですか。

引き出せる情報量が格段に違います。『CARADA 電子薬歴』では、調べ物をしたいときに、基本的にシステム内で済ませてしまえる点で便利になったと思います。情報へのアクセスも、薬の副作用を調べようと思えば、薬名をクリックして、主なところは1段階目で、めったに起きないような事例は2段階目で、というように分かれているので、簡単に効率よくできます。詳細情報については、こんなこともあるのかと勉強になることが多いです。

現在『CARADA 電子薬歴』をどのように使われていますか。

指導ナビを中心に使っています。患者さんが来られたら薬歴に目を通して、引継ぎ事項や指導内容をチェックして、あとは副作用などのリスクもひと通り目を通してから服薬指導に向かいます。

薬歴の作成はどのタイミングでされるのですか。

処方箋を受け付けて指導ナビを開いた際に仮保存しておいて、その後、空き時間あるいは閉店後に仕上げていくようにしています。投薬口で説明しながら、ある程度終わらせられればなお良いのでしょうが、対人業務と操作を同時にこなすのは難しく、いまはまだ実現できていません。

常勤薬剤師は有薗さん含めて3人。事務スタッフも含め協力しながら外来、在宅業務にあたっている。

在宅訪問先ではタブレットを有効活用

白男川グループさんは在宅訪問に力を入れられています。こちらでも在宅の数は多いのですか。

個宅、施設ともに相当数受け持っています。全体数を正確に把握しているわけではありませんが、個宅で15人以上、施設は数十人になると思います。

外来もやりながらこなすのはなかなか大変そうです。

日々忙しいことは間違いないのですが、当社では事務スタッフと薬剤師の作業分担も進めていることもあって、スケジュール管理やマネジメント面などを事務スタッフに任せられるので、その点で助けられています。

在宅訪問の際、薬歴はどうしているのですか。

タブレットを携行しています。施設の患者さんのなかには、体調を崩されたり、精神的に不安定になられたりする方もいます。そうした変化や、主訴を訪問先で書き込んでいます。以前は手書きでメモを取っていたのですが、自分で書いておきながら読み解く苦労がありました(苦笑)。タブレットに直接書き込むことで、情報漏れや時間のロスがなくなり、効率的になったと思います。

最後に、今後の目標を教えてください。

いま薬局として取り組んでいることは、ハイリスク薬加算の算定です。まだ始めたばかりで、対象にしている薬剤の品目も少ないのですが、今後増やしていく方針です。もっとも、それは簡単なことではありません。ハイリスク薬加算を算定するには、指導内容が問われますし、確認すべき事項も多くなるからです。信頼関係がなければ必要な情報を得られないので、患者さんとの向き合い方から考えていかなくてはなりません。

業務の効率化も課題です。薬歴の残業をなくすためにも、『CARADA 電子薬歴』の使い方をもっと熟知する必要があるでしょう。私のようなアナログ世代では、現状機能の一部しか使えていないと思うので(苦笑)。もっと知ることで、効率的に、濃い内容の薬歴を仕上げられるようにしていきたいです。

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