時間効率アップを目的に切り替え
薬歴業務時間は10分の1に

あおぞら調剤薬局

所在地 愛知県刈谷市
開局

2009年3月

店舗数

1店舗

常駐薬剤師数 4人
立地 内科クリニック近く
導入年月 2021年12月
導入前の状況 他社システム利用
愛知県刈谷市のあおぞら調剤薬局は21年12月に、それまで使用していたレセコン一体型の電子薬歴から『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)に変更した。導入を主導した管理薬剤師の佐藤純一さんに話を聞いた。
導入の目的 薬歴作成時間の短縮
導入の決め手 データの読み込み時間がほぼないこと
得られた効果 薬歴作成時間が、前システムとの比較で約10分の1に短縮

内科クリニックの裏手に立地しています。患者さんはほぼこのクリニックからですか。

いえ。実はそうでもありません。メインはこちらのクリニックですが、他の医療機関の処方箋調剤もしっかり行っています。

駅から離れていますし、表通りから入るにはクリニックの敷地を通らなければなりません。この立地条件で他の医療機関の処方箋も集まるものなのですか。

施設を10件ほど受け持っているのです。その関係で受け付ける医療機関が多くなっています。

単店の法人でそれだけの施設を受け持たれているのは珍しいのではないでしょうか。

当店は10年ほど前に開局したのですが、その当時、縁があって施設への在宅訪問の依頼を受けました。当時はまだ在宅訪問についていまほど制度も整っておらず、大手法人も積極的に乗り出してはいませんでした。長年続けることでノウハウが蓄積されたこと、信頼を得られたことが今日の状況につながっていると思います。いまでは、施設側の状況を考慮したうえでこうしたほうがいいのでは、という提案までできるようになっています。

 在宅訪問は薬剤師の業務負担が大きくなるという話を聞きます。

時間を効率的に使う必要はあるでしょう。配達の時間も、たとえば私の帰宅ルート上にある施設であれば、帰宅時に届けるようにするなど工夫しています。業務分担も、以前は薬剤師が行っていた業務の中でも非薬剤師でも行える業務を事務スタッフに振るなど見直しをして、時間を捻出するようにしています。

以前はレセコン一体型の電子薬歴を使用されていました。『CARADA 電子薬歴』の導入も、業務効率の見直しの一環なのでしょうね。

以前使用していた電子薬歴はデータの読み込みに時間がかかっていました。操作する側はパソコンの前でじっと待たされるわけです(苦笑)。1日何十人分が積み重なるわけですから、相当なロスと言えます。無駄な時間を解消するために、電子薬歴の変更を検討しました。

佐藤さんは開業時から責任者を務めてきた。電子薬歴の変更も経営側から一任されたという。

在宅訪問の薬歴・報告書作成が効率的に

『CARADA 電子薬歴』に決定した経緯について教えてください。

読み込み時間をなくすという条件を満たすのは、クラウド型だけです。出入りしている卸の方に、その旨を説明して紹介してもらったのが『CARADA 電子薬歴』でした。実際にデモを受けて、とくに迷うこともなく決定しました。

実際に使用してみていかがでしたか。

作業効率が大幅に向上しました。前薬歴との比較でいえば、諸作業にかかる時間が10分の1くらいになっています。

それはずいぶんな違いです。具体的にどういった点で変化があったのでしょうか。

わかりやすい例をあげると、40人の患者さんがいる施設の薬歴を作成しようとした場合、以前の電子薬歴では患者さん一人ずつ開いては閉じて、を40回繰り返す必要がありました。さらに、開いたり保存したりするたびに読み込み時間が発生していたのです。一方の『CARADA 電子薬歴』では複数の患者さんの薬歴を同時に開いたままにできるので、開いたり閉じたりという作業時間がなくなりました。新たに患者さんの薬歴を開くのも読み込み時間もほぼゼロですから、それだけで相当な時間の短縮になります。

薬歴作成の時間も短くなりました。指導ナビの活用によって、手入力する量が減りましたから。

薬歴はどのように作成されていますか。

患者さんの主訴を書き込んで、バイタル情報があればそれを追記して、あとは指導ナビを使って、必要な情報を網羅するようにしています。一連の作業を迷うことなくできることがいいと思います。「何を書こうか?」とパソコンの前で考え込む時間がなくなりました。

指導ナビはどのように使われていますか。

全選択したのちに、当該事項に当てはまらない、あるいは当該患者さんには不要と思われるものについては削るようにしています。

余談になりますが、当店では学生のインターンを受け入れていて、彼らには指導ナビを教材代わりに使っています。提示される内容が説明の模範解答になっていますから。

ハイリスク薬加算は算定されていますか。

はい。指導ナビを活用して、できるだけ取るようにしています。以前の電子薬歴ではテンプレートから引っ張ってきて、という作業が必要だったのですが、使い勝手が悪く、自分の中の知識、経験頼りになる傾向がありました。そうなると、どうしても未記載になってしまう情報も発生します。その問題点が解消されました。

在宅訪問の業務にも変化はありましたか。

薬歴と報告書の作成が断然らくになりました。以前は、報告書は自作したエクセルのフォーマットで作ったものを使用していました。薬歴と連動していなかったので、同じ内容のことを二度書かなければなりませんでした。いまは双方が連動しているので、二度手間から解放されています。転記ミスや記載漏れといった事案もなくなりました。

最後に、今後『CARADA 電子薬歴』に望むことを教えてください。

マークによる属性の分類と一括呼び出しも便利だと思います。施設ごとにマークを割り振っておけば、該当者を一括呼び出しできるので、時間短縮につながります。

ひとつは操作性のさらなる向上です。クリック主体の操作は確かに便利なのですが、その回数が少なくなればもっと効率的に、使いやすくなると思います。もっともよくチェックされる部分をデフォルトにして、それ以外のパターンを複数用意してもらえれば、クリック回数は劇的に減るのではないでしょうか。将来的には、レセコンも含めたトータルシステムに発展していくことを期待しています。

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