紫山堂薬局本店
所在地 | 東京都文京区 |
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開局 |
明治44年 |
店舗数 |
4店舗 |
常駐薬剤師数 | 6人 |
立地 | 駅前 |
導入年月 | 2021年9月 |
導入前の状況 | 他社システム利用 |
紫山堂薬局は明治44年創業の老舗企業。東京都文京区を中心に4店舗を展開している。『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を導入しているのは現在3店舗。そのうちのひとつ、創業の地・茗荷谷(文京区)で営業を続けている本店で、薬剤師の吉原小重子さんに話を聞いた。
導入の目的 |
薬歴作成時間の短縮と効率化 |
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導入の決め手 |
シンプルな操作性と導入台数フリーの利便性 |
得られた効果 | 起動や読み込みにかかる時間の短縮 |
処方箋の枚数でいえば1日200枚から300枚くらいになると思います。
いえ、集中率でいえば10%もいかないくらいです。特定のクリニック、診療科目に偏ることなく、まんべんなく受け付けています。内訳でいえば、主に大学病院、近隣や都内のクリニック、といったところです。お近くにお住まいの方が、職場の近くのクリニックの処方箋を持ち込まれることも多いです。
常時6人はいますし、忙しい時にはそれ以上になるときもあります。
常勤の薬剤師では1日30枚以上になることも珍しくありません。ちょっとした時間も惜しいですし、効率化がかなり重要となります。
起動やデータの読み込みに時間がかかることにストレスを感じていました。患者さんの情報を呼び出そうとして、パソコンの前でじっと待つようなこともありました(苦笑)。患者さんの数も多いので、データはますます重くなって、読み込みにさらに時間がかかるようになって…。好転する見込みもありませんし、替えたほうがいいのではないかとなりました。
いくつか候補がありましたが、最終的に『CARADA 電子薬歴』に決まりました。読み込み時間がなくなること、操作がシンプルであったこと、入れられる端末の台数に制限がなかったことが決め手になったと思います。
導入当初は指導ナビを優先して使うようにしていましたが、いまは薬剤師によっては定型文を利用するなど差が生じています。私自身は指導ナビをベースに、不要と思われる項目を削除して、内容をコンパクトにまとめるようにしています。
患者さんが来られた時には、前回、前々回の薬歴を確認する必要がありますが、その際にひとめで差がわかるようにしたいからです。指導ナビをフルに使用すると行数が多くなって、内容をすべて確認するにはスクロールが必要になりますが、異なる医療機関・異なる科からの処方箋を持つ患者さんが次から次へと来られるような状況では、ひとつひとつスクロールする時間も惜しいのです。そのため語尾なども工夫して、できるだけシンプルに表記するよう心がけています。
当薬局には患者さんが途切れることなく来られるので、薬歴作成用の時間を薬剤師ひとりにつき1時間設けて対応しています。ただし、まとまった時間を確保しても1時間以内に終えることは難しいのが現状です。
申し送り事項や薬歴の確認はしますが、薬歴を作成することはほとんどありません。早く患者さんにお持ちしたいので、作業時間が取れないというのが実情です。
投薬口のパソコンからも『CARADA 電子薬歴』が操作できるようにしています。これは、利用台数に制限がないことのメリットですね。ただ、ちょっとした確認に利用することはありますが、患者さんとの会話をその場で入力できてしまうことはほぼありません。患者さんとのやりとりについては紙にメモしておいて、薬歴を作成する際にまとめて転記していくようにしています。
当薬局では難しいと感じています。場所柄もあるのでしょうが、現役世代の患者さんが多く来られます。急がれている方が多いので、こちらも事情をくんで時間効率を考えて対応しなくてはなりません。必要なことは確認しますし、お伝えもしますが、手短に済ませることが基本になります。もちろん高齢の方や詳しい説明が必要なお薬を処方されている方などは時間をかけてご説明することも多いです。徒歩5分程度の場所に系列店がありますが、患者さんの特徴は異なります。店舗の特徴に合わせた効率的な運用が必要だと考えています。
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