紙薬歴からの移行で業務内容が激変
ファイル管理の時間はゼロに

ひまわり調剤薬局

所在地 神奈川県相模原市
開局

2000年

店舗数

1店舗

常駐薬剤師数 3人
立地 内科クリニック近く
導入年月 2022年3月
導入前の状況 紙薬歴

神奈川県相模原市のひまわり調剤薬局は2000年の開業以来、紙薬歴での営業を続けてきた。しかし、処方箋枚数の増加に伴って、22年ついに電子薬歴の導入に踏み切った。『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)導入の経緯と、その後の業務内容の変化について、管理薬剤師の若松可奈子さんと、常駐薬剤師の新野祐子さんに話を聞いた。

導入の目的

処方箋枚数の増加に対処するため

導入の決め手

シンプルな表示と操作性、指導ナビの存在

得られた効果 薬歴を短時間で仕上げられること、事務員の作業を減らせたこと

若松さんにお聞きします。内科クリニックに隣接していますが、こちらからの処方箋が中心になるのでしょうか。

そうですね。それ以外に複数の特別養護老人ホームの処方箋を担当しています。

高齢者施設の担当ともなると、処方箋枚数も相当な数になるのではないですか。

担当する患者さんは施設だけでも数百人、処方箋の枚数はそれ以上になります。私も含めて常勤薬剤師3人と、パート薬剤師4名で対応しています。

紙薬歴でさばくには難しい枚数ですね。

無理がありました。私自身に電子薬歴への抵抗感と言いますか、操作が難しいのではという先入観があって、なかなか導入に踏み切れずにいましたが、すべての処方箋に対して薬歴をしっかり残すことを考慮した場合、電子薬歴化以外の選択肢はありませんでした。

22年3月ついに電子薬歴を導入します。『CARADA 電子薬歴』を選んだ経緯について教えてください。

電子薬歴のメーカー数社にお声がけして、実際に店舗でデモンストレーションをしてもらいました。その中から2社にしぼって、最終的に『CARADA 電子薬歴』を選びました。

選んだポイントはどこにあったのでしょうか。

すぐに使えることを最優先に考えました。もっとも簡単そうと思えたのが『CARADA 電子薬歴』でした。選定の経緯について、具体的なことは新野さんに聞いてください。彼女は電子薬歴の使用経験もあって、逐一相談させてもらっていたので。

では、新野さんにお聞きします。電子薬歴の使用経験について教えてください。

以前勤めていた薬局で使用していました。ただし、こちらの薬局にきて9年になるので、ずいぶん昔の話です。メーカーや機種名ははっきりとは覚えていませんが、打ち込む量も多く、使いやすいという印象は持っていませんでした。『CARADA 電子薬歴』をはじめいろいろな電子薬歴に触れる機会を持って、以前とは変わったなと感じました。

『CARADA 電子薬歴』を選んだ理由を具体的に教えてください。

2つあります。ひとつは画面を開いたときに、どこにどんな情報があるのかがひとめでわかること。これなら操作で迷うこともないだろうなと感じました。もうひとつが指導ナビです。

従来のレセコン一体型の電子薬歴と違って、サーバー設置作業などの必要なくすぐに使えるようなったことも、新野さんにとっては驚きだったという。

指導ナビによる薬歴の均一化で継続的指導が可能に

指導ナビは、いま実際に使っていますか。

ほぼ100%使っています。患者さんに対してどんな服薬指導をすべきか、それまでの内容を踏まえて毎回違った設問を提示してくれますし、その内容をそのまま薬歴として残すことができます。便利な機能だと思います。

(若松) 指導ナビで薬歴を作成することで、薬歴の個人差が少なくなって、どの薬剤師が担当しても継続的に服薬指導できるようになったこともメリットとして挙げられます。

指導ナビ以外に、よく使う機能、便利だと思う機能はありますか。

よく使うのはグループ分けの機能です。患者さんを施設ごとに分類して、一括呼び出しして薬歴を作成しています。

その機能は施設などを担当している薬局さんにとってはとくに重宝するようですね。患者さんひとりひとりを読み込んで保存して、と繰り返す手間と時間が省けますから。ほかにありますか。

『CARADA 電子薬歴』に限った話ではないかもしれませんが、禁忌を表示してくれるのは便利です。施設に入所している高齢者は、何種類もの薬を服用している方も珍しくありません。すべての薬の禁忌を覚えることは実際には無理ですし、以前は添付文書などを使って確認しなくてはならないケースがありました。

(若松) そういえば、以前は調剤室に分厚い薬剤の辞典が置いてありました。なくなったことに、いま気づきました(笑)

若松さんにお聞きします。紙薬歴からの移行はスムーズにいきましたか。

とくに問題はありませんでした。一気に切り替えるということはできませんでしたが、一年くらいかけて徐々に移していきました。

操作はすぐに覚えられましたか。

はい。初期のころはもちろん戸惑う点もありましたが、サポートセンターに連絡することで、解決につながりました。担当者からの連絡も早くて助かりました。

紙薬歴時代と比べて、変化は感じますか。

もっとも変わったのは、調剤室の一角を占めていた患者さんの紙ファイルがなくなったことです。それにともなって事務員の作業も軽減されました。患者さんのファイルを探し出して、また収納するという作業がゼロになりましたから。

調剤室の右側壁面は、以前は患者さんファイルで占められていた。

今後、『CARADA 電子薬歴』に望むことはありますか。

基本的な操作性にはとくに問題は感じませんが、この表示をこうしてくれれば、もっと使いやすくなるのに……という点もあります。そうした点を少しずつ改善していっていただければと思っています。

最後に、今後のひまわり調剤薬局さんの展望を教えてください。

近年調剤薬局を取り巻く環境は厳しいものがありますが、環境がどうあれ、私たちにできることは、患者さんひとりひとりに誠実に向き合うことだけです。そうした姿勢が地域貢献に、また薬局の未来につながると信じて、歩み続けたいと考えています。

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