お知らせ

2024.2.15

薬剤師向けの教育講座2024年4月開講!
薬局研究の第一人者である岡田浩教授を迎え、行列のできる薬剤師の育成へ

◆電子薬歴の提供を通じて知った「薬剤師と患者とのコミュニケーション」の課題解決に向け教育講座を開講!

当社では、クラウド電子薬歴『CARADA 電子薬歴』の導入や提案を通じて、多くの薬局経営者や薬剤師が「薬剤師の対人業務が重要だと言われているが、実際にどのように患者と向き合うべきなのかを学ぶ機会が少ない」という課題を抱えていることが分かりました。

そこで、このような課題の解決に向け、世界各国の薬剤師の役割などに精通し、日本では数少ない「薬局経営に関する研究」を行う和歌山県立医科大学 薬学部 社会・薬局薬学研究室 教授 岡田 浩氏を講師に迎え、薬剤師向け教育オンライン講座「世界の薬剤師から見る行列のできる薬剤師とは。」を開講します。本講座では、海外の薬剤師の職能や患者中心のケアの事例、行動経済学の考え方を応用した研究と薬局現場での活用方法など薬剤師の対人業務のノウハウを学ぶことができ、さらに現場での実践までサポートします。

和歌山県立医科大学薬学部 社会・薬局薬学研究室 教授
岡田 浩

36歳まで小中学校講師、学習塾講師として勤務後、長崎大学薬学部に入学。2005年に卒業、40歳で薬剤師の国家資格を取得。薬剤師として勤務していた中で、「仲良くなった糖尿病患者さんの血糖値が改善していく」という経験を機に、京都医療センターなどで研究に取り組み、2017年に京都大学大学院で博士号(健康社会医学)取得。その後、薬剤師に処方権がある、カナダ・アルバータ州に2年間留学。処方権をもった薬剤師の働き方・患者さんとの向き合い方・医療の変化を実感し、「日本の薬局薬剤師が高血圧患者を対象にカナダの薬局薬剤師と同様の介入を行うと、25年間で20兆5500億円の医療費削減効果が見込める」という論文を発表。薬局薬剤師が関わることで血糖値の改善率が2倍になることを明らかにされた岡田先生から、海外の薬剤師の職能に関することや患者中心ケア、行動経済学の考え方を応用した研究と薬局現場での活用方法を学ぶ。 

【講座内容】

①全12回(月1回×12カ月)各回120分のオンライン講座を実施
※研修認定薬剤師制度対象講座(日本薬剤師研修センターPECS対象)

講座1:2024年 4月20日(土)
いま、薬剤師は何を求められているのか? ~エンパワーメントと地域薬局 患者支援のコツ①~

講座2:5月11日(土)
なぜ患者さんの行動は変わらないのか ~ナッジを使った患者支援 患者支援のコツ②~

講座3:6月15日(土)
患者さんが「自ら」意思決定する方法 ~患者中心のケアとSDM患者支援のコツ③~

講座4:7月20日(土)
患者さんが「理解できる」情報提供の順番とは? ~情報提供の3ステップ 情報提供のコツ①~

講座5:8月10日(土)
「短時間」で満足度の高い服薬指導をする方法 ~資材を使った支援 情報提供のコツ②~

講座6:9月14日(土)
患者さんが怖がらない副作用情報の伝え方 ~情報提供のコツ③:副作用と療養支援~

講座7:10月12日(土)
生活習慣を変える気がない患者さんへの声がけ ~無関心気・維持期 変化ステージモデル①~

講座8:11月9日(土)
患者さんの行動変容が期待できるタイミングと声がけ ~関心期・準備期 変化ステージモデル②~

講座9:12月14日(土)
薬剤師がやってはいけないコミュニケーションスタイル ~性格タイプ別アプローチ:①自分のタイプを知る~

講座10:2025年 1月11日(土)
患者さんに「合わせた」コミュニケーションスタイル ~性格タイプ別アプローチ:②相手のタイプを知る~

講座11:2月8日(土)
患者さんのタイプ別の「具体的な」アプローチ方法 ~性格タイプ別アプローチ:③タイプ別アプローチ:赤色・緑色~

講座12:3月8日(土)
患者さんのタイプ別の「具体的な」アプローチ方法 ~性格タイプ別アプローチ:④タイプ別アプローチ:青色・黄色~


②全12回(月1回×12カ月)各回60分のオンライン「取組み事例共有会&相談会」を実施
受講者が実際の現場で実践したことを発表し合う「取組み事例共有会&相談会」で、他の受講生の事例から学び、また、日頃の悩みなどを相談し合うことができます。

◆講座内容の紹介や申込み方法についてオンライン事前説明会を開催!

「なぜ、この講座なのか?」「なぜ、いま必要なのか?」「受講する価値はあるのか?」といった疑問に、講師の岡田 浩氏が直接答えるオンライン事前説明会を実施します。当日は、受講料金や申込み方法などの詳細も説明します。本講座にご興味を持った方はまずは事前説明会にご参加ください。

【セミナー概要】

●開催日時:3月13日(水) 13:00-14:15

●会場:オンライン(Zoomにて配信)

●参加対象者:薬剤師・薬局関係者

●参加費用:無料

【『CARADA 電子薬歴 Solamichi』について】

『CARADA 電子薬歴 Solamichi』は、患者の症状や薬剤の処方内容、指導履歴などを記録できるクラウド型の電子薬歴システムです。薬剤師の業務を支援するサービスとして、処方に際して飲み合わせの危険性が高い薬剤のチェック機能や、患者への服薬指導内容のナビゲーション機能などを搭載しています。2022年調剤報酬改定でも注目される対人業務の強化、かかりつけ化の促進に役立つ「服薬フォロー」機能やトレーシングレポートの作成サポート機能も備えています。
また、薬歴の作成状況のチェック機能や患者対応業務のToDoリストを備えており、クラウド型システムにより場所や時間を選ばずに薬歴の作成ができるため、薬剤師の業務効率化をサポートします。2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。
※CARADAは、株式会社エムティーアイの商標または登録商標です。