しょうなん調剤薬局藤が丘店
所在地 | 愛知県名古屋市 |
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店舗数 |
19店舗 |
常駐薬剤師数 | 1人 |
立地 | 整形外科クリニック門前 |
導入年月 | 2021年3月 |
導入前の状況 | 他社システム利用 |
名古屋市内を中心に直営19店を運営するしょうなん調剤薬局は、直営全店での『CARADA 電子薬歴Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)導入を決定した。21年3月に導入した藤が丘店で、同店の管理薬剤師・山本達也さんに、導入後の変化について聞いた。
導入の目的 |
グループ内の薬歴システム変更で先駆けて導入 |
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導入の決め手 |
1人薬剤師体制でも安心して利用できること |
得られた効果 | 併用薬や禁忌の確認が便利になり、変化の少ない患者さんは薬歴が1分で書き終わるように |
外来の患者さんはほぼそのクリニックからです。腰痛や膝痛など一般的な整形外科の科目の患者さんに加えて、リウマチの患者さんも多く来られます。
ファーストラインとしてはリウマトレックスになります。あとは痛み止め。
リウマトレックスは、処方される量に気をつけるようにしています。血液検査の結果が反映されることもあって、患者さんの症状、体調を把握するために重要な要素となるからです。
服薬指導では、新患の場合しっかり服用することの重要性を伝えるようにしています。なかには服薬を軽視される方もいるので。処方通りではありますが、痛み止めは逆に常用するのではなく、痛みがあるときだけ飲んでくださいと説明します。過度な服用は臓器への負担につながる危険性があるからです。
グループ内の新規店ではすでに導入していたところはあったのですが、既存店では当店が初導入でした。選ばれた理由としては、1人薬剤師体制の店舗であることと、私自身が製薬会社の出身で、薬剤師としてのキャリアが長くなく、そのぶんニュートラルな立場で物事を判断できるという点をあげられると思います。従来のシステムを変更するわけですから、現場によっては抵抗もあるかもしれません。本部サイドはそれを懸念していたのではないでしょうか。
詳しくはわかりませんが、電子薬歴の切り替えがまだ各店舗にアナウンスされていない状況で話が来たので、試験的に導入したのだと思います。導入1か月くらい経って、社長が店舗にふらりと現れて感想を求められました。
「いいですよ、使いやすいですよ」と。もちろん導入当初は不安もあったのですが、2週間くらいで問題なく使えるようになりました。私だけではなく、ヘルプで来てくれる薬剤師の方たちも同じような感想を口にしています。もっとも、私の答えを聞くまでもなく、社長は全店舗での導入を決めていたのだと思います。
全体的にわかりやすい。「単純明快にする」という開発の方のポリシーを感じます。操作性についていえば、以前の電子薬歴は基本的にはタブレットでの使用に限定されていたため、タブレットゆえの使いづらさがありました。画面が小さく一度に表示される情報が限られていること、画面上のキーボードで入力しなければならないこと。こうした点は『CARADA 電子薬歴』ではパソコンでの操作がメインになるので解消されました。
もうひとつ、私はSOAPに沿って作成した定型文を活用しているのですが、文章の格納、内容の変更、あるいは並べ替えが簡単にできるのも便利だと思います。以前の電子薬歴は一度作成した定型文の修正、配置の変更が困難だったのです。
3か月程度の併用期間がありました。患者さんが来られるたびに、以前使用していた電子薬歴の内容を参照にしつつ、新たな薬歴を作成していきました。面倒な作業ではあったのですが、思わぬ収穫もありました。患者さん一人ひとりの情報を改めて見返す契機になったのです。基礎情報を見れば「ああ、この患者さん」と思い浮かぶようになりました。
患者さんに応対する際に画面を開いて、過去歴などを確認しつつ服薬指導をして、処方内容に変更がなければ指導ナビのチェックや定型文から引っ張ってきて薬歴を作成しています。変更があった場合には新たに追記します。ひとりあたり1分以内で済みますから、混雑時以外は投薬口でほぼ作業を終えられます。
リウマチの患者さんのなかには、内科も定期的に受診されている方がいます。併用薬、禁忌、副作用の確認は必須事項です。そうした点をチェックする際に便利だと思います。具体的には、薬名の欄に禁忌などのアイコンが表示されること。クリックすれば内容を確認できるし、もっと詳しく知る必要があるときは薬名をクリックして添付文書を開くこともできます。患者さんから副作用などについて質問された時に役立ちます。
全社的な取り組みで、当店でも現在60名を担当しています。近々100名以上になりそうでして……。一包化やそのほかもろもろ準備に追われているというのが実情です。報告書の作成や、往診同行の際のタブレット携行など、『CARADA 電子薬歴』を活用した実務の効率化を検討しているところです。
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