新宿都庁近くの都市型薬局
現役世代の患者に業務効率化で対応

ユーアイ薬局新宿店

所在地 東京都新宿区
開局

2009年

店舗数

3店舗

常駐薬剤師数 4人
立地 駅近
導入年月 2021年5月
導入前の状況 他社システム利用
ユーアイ薬局は、医療系総合サービス事業を手がけるアスメディックス株式会社が運営する調剤薬局。東京都新宿区内に3店舗を展開している。21年に全店舗の電子薬歴を、それまで使用していたレセコン一体型から『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)に切り替えた。ユーアイ薬局新宿店で、同社スタッフ、薬剤師らに話を聞いた。

導入の目的 業務の効率化、時短
導入の決め手 画面の見やすさ、わかりやすさ
得られた効果 在宅訪問をはじめとする業務の効率化、時短の実現

はじめにアスメディックス株式会社薬局事業部課長・井上さんにお聞きします。ユーアイ薬局新宿店は、新宿駅西口の商業地にあります。どのような患者様が多いのでしょうか。

近隣のオフィスに勤めている会社員の方がオフィスビルにあるクリニックなどで受診したあとに来られるケースが多いです。街中の薬局のため、受け付ける医療機関は幅広く、診療科目は内科や心療内科など多岐にわたります。

以前はレセコン一体型の電子薬歴を使っていました。変更した理由を教えてください。

直接のきっかけになったのは、一部の店舗で往診同行が始まったことです。旧来使用していたレセコン一体型の電子薬歴では情報の持ち運びなどの課題があり、今後のことも考えてクラウド型に変更すべきではないか、ということになりました。他店舗にヘルプで行った薬剤師が、自店他店のどちらからでも各店舗の薬歴が記載できる点もクラウド型の魅力でした。

昨今頻発している豪雨災害も、一因になりました。当社の他店舗で床上浸水が実際にあって、幸い実害は出ませんでしたが、店舗内にサーバーを置くリスクを改めて認識させられました。クラウド型にすれば、通信状況という不確定要素があるにせよ、それでも店舗にサーバーを置くよりはデータ管理上のリスクは低減できると考えました。災害時のリスク管理・BCPの一環でもあります。

クラウド型のなかから『CARADA 電子薬歴』を選びました。

主だった各社の情報を集め、クラウド型の電子薬歴を出している3社を主に比較検討しました。最終的には2社の比較になりましたが、もう一方の電子薬歴は患者様に画面を見せながら説明するというコンセプトは理解できるものの、忙しい患者様の多い都市型の調剤薬局でその方法が患者様とマッチするのかという点で疑問が残りました。『CARADA 電子薬歴』は、薬剤師の閲覧するひとつの画面に主要情報がまとめられている構成、指導ナビの使い勝手の良さ、使用する端末が限定されない点で、他社のものよりも使いやすいのではないかと判断しました。

 実際に導入されてみていかがですか。

もちろん最初は、慣れの問題から多少の不平不満の声はありましたが、3か月も過ぎたころからそうした声はパタリとやみました。実際に、薬歴を書く時間が全体的に短縮されたと思います。調剤薬局の命題ともいえる対人業務へのシフトの一助になっています。

スペースを有効活用するために、システム化を積極的に進めている。

情報管理をシステム任せにできる安心感

新宿店薬局長の浦田さんにお聞きします。以前の電子薬歴のどこに問題がありましたか。

以前は起動やデータの読み込みに時間がかかることが難点でした。立ち上がるまでじーっと待って…。また、当時はとくに疑問に思わず使っていましたが、『CARADA 電子薬歴』を使うようになって比較してみると、各種情報の配置やフレームの立て付けに問題があったと感じました。たとえば、使用頻度が高い十項目と薬歴が小さなスペースに詰め込まれて表示されていて、拡張することもできませんでした。その点、『CARADA 電子薬歴』は自由度が高く感じます。

本部薬剤師の松本さんはどのように感じていましたか。

管理者の視点で感じることですが、たとえば十項目のなかには三か月ごとに更新していく必要のある情報がありますが、その更新については、以前の電子薬歴側は完全にノータッチでした。薬剤師が更新の必要に気づいて患者様に確認し、さらに電子薬歴に上書きするという作業が必要だったのです。更新の必要に気づかずにスルーしてしまうリスクが常にあり、実際に過去に個別指導を受けた際は情報の更新について指摘を受けました。その点、『CARADA 電子薬歴』は更新時期になればアラート表示してくれるので、忘れるということはありません。

また、薬歴の記載内容に関して、指導ナビを活用することでどのスタッフも一定の水準で薬歴を記載することができ、必要事項の記載漏れもなくなりました。

『CARADA 電子薬歴』になって変わったことはありますか。浦田さん、いかがですか。

在宅訪問の報告書の作成が楽になりました。施設の在宅訪問を担当しているのですが、以前は薬歴を書いた後で別途、報告書にも同じ内容を転記していく必要がありました。『CARADA 電子薬歴』は薬歴と報告書が同時作成できるので、作業時間が大幅に短縮されました。

薬歴についてはいかがですか。

過去の薬歴を確認する際に、以前のシステムよりも見やすく、わかりやすくなっていると感じます。薬歴作成時には、主訴など必要な情報を入力したうえで、「指導ナビ」を活用して補足情報を網羅するようにしています。指導した内容についてチェックを付けるだけで薬歴に反映されるので、薬歴記載の時間も短縮されました。

ほかに便利だと思う機能はありますか。

To Doリスト機能です。該当する案件があるときにはTOP画面にアイコンが出るので、見逃しや、忘れることがありません。

どのように活用しているのでしょうか。

たとえば、リフィル処方箋の患者様の2回目の期日を設定しておいて、直前に患者様にお知らせするようにしています。以前の電子薬歴でも類似機能はあったのですが、情報が各患者様に紐づいていたので、カレンダーなどに別途記しておかないと情報が埋もれてしまうリスクがありました。今はアイコンが出た際に確認することで完結できるので安心です。

最後に、今後『CARADA 電子薬歴』に望むことを教えてください。井上さん、いかがですか。

現在、全社的にシステム化に積極的に取り組んでいるところですが、そこで感じるのは、レセコンも含めて、各社規格がばらばらであることです。『CARADA 電子薬歴』に限った話ではありませんし、難題であることは承知していますが、将来的にはもっとメーカー間での互換性が向上することを希望しています。

そこは業界として改善していきたいです。本日はありがとうございました。

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