臨床だけで終わらせない。“MBA的思考”で医療とキャリアの未来を広げる3ヶ月

「このまま臨床だけでいいのか…」そう感じたことがある方へ。

  • 臨床を極めるだけで十分なのか、不安を感じている
  • 経営やマネジメント、社会の動きに関心がある
  • MBAや大学院に行くほどではないけど、軽く学んでみたい
  • 今のキャリアの先に何があるか見えない
  • 同じ想いを持つ仲間とつながりたい

この講座は、そんなあなたのための3ヶ月プログラムです。

激動の医療業界を生き抜く術とは?

医療現場を取り巻く環境は、かつてないスピードで変化しています。「診療だけを頑張っていれば大丈夫」という時代は終わりを迎えつつあります。

01 診療報酬改定による経営環境の変化

厚生労働省の統計によると、人口1,000人あたりの臨床医師数はわずか 2.5人。OECD平均の 3.6人を大きく下回り、G7の中で最下位という厳しい現実があります。さらに、2025年には看護師が約27万人不足すると見込まれ、医療現場はかつてない人材難に直面しています。人材採用と育成はまさに経営の生命線で、戦略を誤れば、組織の存続すら危うくなる時代です。

02 深刻化する人材不足と採用難

厚生労働省の統計によると、人口1,000人あたりの臨床医師数はわずか 2.5人。OECD平均の 3.6人を大きく下回り、G7の中で最下位という厳しい現実があります。さらに、2025年には看護師が約27万人不足すると見込まれ、医療現場はかつてない人材難に直面しています。人材採用と育成はまさに経営の生命線で、戦略を誤れば、組織の存続すら危うくなる時代です。

03 患者ニーズの多様化

いま、患者は 医療の質だけで選んでいません。2024年の調査では、患者の 89.3%がWeb上の口コミや評価を参考に医療機関を選んでいます。この数値は前年より 12.5%も増加し、患者の判断基準は急速に変化しています。つまり、治療だけに集中する時代は終わったということ。これからは「接遇」「待ち時間」「施設環境」など、患者体験を含めた総合的な戦略が必要不可欠です。

04 進む高齢化と複合疾患への対応

高齢化が進む日本では、75歳以上の7割が複数の疾患を抱える時代に突入しています。複合疾患患者は増え続け、これまでの「診療科ごとの分業」では対応しきれません。いま必要なのは、医療機関・薬局・介護事業者をつなぐチーム医療です。この視点を持てるかどうかが、これからの医療機関の存在価値を決めます。

こうした変化はすべて、「臨床スキル」だけでは乗り切れない時代に入ったことを示しています。治療技術が高いだけでは、もう患者にも社会にも選ばれません。では、これからの医療者に必要なのは何か。それは、経営・戦略・組織運営を俯瞰する視点です。現場を見渡し、変化を先取りし、医療を次のステージに導く力が求められています。

医療者が身につけたいMBA的思考 by 藤田総診とは

総合診療医MBAは、経営学のフレームワークや思考法を、医療現場のリアルな課題に合わせてアレンジした3か月プログラムです。診療報酬、患者体験、人材戦略、組織運営…。現場で直面するテーマをケーススタディで学び、“その日から使える知識”を身につけられます。

短時間でMBA的思考法を取得

通常のMBAでは、国内でも300〜400時間、海外では600〜1,000時間以上の学習時間が必要です。さらに、国内MBAの平均学費は約200〜400万円、海外では1,000万円を超えるケースも珍しくありません。本講座は「3時間×6回=18時間+課題演習」で、MBA的思考のエッセンスをコンパクトに体験できます。「MBAはハードルが高い」と感じる医師・薬剤師の方でも、無理なく、効率的に、現場で使える知識を習得できます。

医療現場ですぐに使える

通常のMBAは医療以外の事例が中心のため、医療現場で直接使える内容は少ないのが現実です。

  • 講師は全員「医療従事者 × MBA取得者」
  • ケーススタディは全て医療現場から
  • 参加者は全て医療従事者

だからこそ、診療導線の改善、医療現場の業務改善、地域医療連携戦略など、医療現場で起こる課題をそのまま題材に、即実践できる知識とスキルを習得できます。 

“仲間”とつながる

MBAや大学院では、さまざまな業界から参加者が集まるため、医療者同士のつながりは希薄。一方、本プログラムは医師・薬剤師・看護師など医療従事者を中心とした参加者構成です。

  • 「臨床だけでいいのか」という同じモヤモヤを抱える仲間に出会える
  • 講座終了後も、オンラインコミュニティで継続的に交流・情報交換が可能
  • 同世代の中でも一歩先を考える医療者たちと繋がることができる

学びを深めるだけでなく、キャリアの可能性を広げるネットワークを得られることも、この講座の大きな魅力です。

現役医師+MBAホルダーから学ぶ全6回のカリキュラム内容

01 医療の価値とプロフェッショナリズム
日程:10月3日(金)19:00~22:00
講師:大杉泰弘、中込雅人


医療者としての自分の価値観を見つめ直し、“これから”を考える

AI・DXで変わる社会の中、医療者に求められる新しい視点を学びます。ライフラインチャートやEffectuation理論を用い、不確実な時代に行動を起こすためのヒントを探ります。

│学習内容

  • 急速に変化する社会の中で、医療者が求められる役割とは
  • 本当にプロフェッショナルと言える医師
  • 「臨床・研究・教育以外も必要なのでは?」というモヤモヤと向き合う方法
  • ライフラインチャートで過去から未来をつなぐキャリア整理
  • 不確実性の中で行動を起こすための Effectuation理論
  • 持っているリソースから可能性を広げる「Bird-in-Hand思考」
  • 自分らしい働き方と医療者としての価値の再定義
  • 同じ悩みを抱える仲間と対話し、視野を広げる
  • 医療人としての“志”を考えるためのヒント
  • 転機のとらえ方、行動を起こすきっかけのつくり方

02 組織マネジメントとリーダーシップ
日程:10月18日(土)18:00~21:00
講師:田久保善彦


チームを動かし、成果を出す“関わり方”を学ぶ

チームの力を最大化するために必要な“心理的安全性”と“共創型リーダーシップ”を習得。現場でよくある人間関係・多職種連携の課題をケースで解決します。

│学習内容

  • リーダーとマネージャーの違いを“役割”で理解する
  • チームの停滞を引き起こす3つの要因
  • 「心理的安全性」を高める具体的なコミュニケーション
  • 指示ではなく「共創」でチームを動かす関わり方
  • 忙しい現場で実践できるマネジメントの小さな工夫
  • 他職種連携をスムーズにする関係構築のコツ
  • 「成果を出すリーダー」になるための視点
  • 院内で起きやすいコンフリクト事例と解決法
  • 成果と満足度を両立するリーダーシップアプローチ

03 医療財務の基礎(MBA的アプローチ)
日程:10月31日(金)19:00~22:00
講師:小松大介

数字で医療を語れるようになる

数字がわかると、経営がもっと面白くなる。P/L・B/Sの超入門から、診療報酬改定の影響まで、医療現場に直結する“数字の見方”を学びます。

│学習内容

  • 初めてでも安心:財務諸表(P/L・B/S・C/F)の超入門
  • 医療機関の収益構造を“シンプルに”理解する
  • 「損益分岐点分析」で利益体質を見える化
  • 診療報酬改定が経営に与える影響を数字で知る
  • 固定費・変動費を区別して改善につなげる考え方
  • ケースで学ぶ薬局・診療所の財務改善ストーリー
  • 経営層と対等に議論できる数字の使い方
  • 簡単にキャッシュフローを把握するコツ
  • ワークで自組織の財務を一枚に整理する

04 医療現場のオペレーション戦略
日程:11月14日(金)19:00~22:00
講師:磯部輝紀

“ムダ”を見抜き、現場をもっと軽くする

現場の業務改善はキャリアの武器になる。属人化・滞り・やり直しを解消するためのオペレーション戦略を医療事例から学びます。

│学習内容

  • 医療現場の“ボトルネック”を発見する視点
  • プロセスマッピングで業務フローを見える化
  • 患者導線を最適化する実践ステップ
  • 少しの工夫で劇的に変わる「待ち時間対策」
  • 制約理論(TOC)を用いた現場改善アプローチ
  • AI・電子カルテ・PHRなどDXを活用した効率化事例
  • 1日30分短縮を実現した具体的改善策
  • 多職種チームで進める業務改善のコツ
  • ケースで考える「現場改善アクションプラン」

05 患者中心のマーケティング思考
日程:11月28日(金)19:00~22:00
講師:菅もも、中込雅人

“選ばれる医療機関”になるための戦略を学ぶ

患者中心性とマーケティングは意外に似ている。人を集めるのではなく「誰に」「どんな価値を届けるか」を考え、現場で使えるマーケティング思考を学びます。

│学習内容

  • 医療者がマーケティングを学ぶべき理由
  • 「患者中心性」とマーケティングの共通点
  • 無意識にやっているマーケティングを可視化する
  • STP分析でターゲットと自院の立ち位置を整理
  • 4Pフレームワークで魅力を言語化する方法
  • 成功事例:藤田総診が専攻医を全国から集めた戦略
  • 人手不足だから増やす」ではなく「誰に来てもらうか」を考える
  • SNS・口コミ・説明会を活用した戦略的発信術
  • 採用・患者獲得・ブランディングを一体で考える方法

06 志とMVV設計
日程:12月12日(金)19:00~22:00
講師:田久保善彦

自分の価値観を言語化し、キャリアをデザインする

“これからのキャリア”を考える時間。個人の価値観と組織理念を重ね合わせ、自分らしい未来を描きます。

│学習内容

  • 志とMVV(Mission/Vision/Value)の基礎を理解する
  • 個人の価値観と組織理念をつなげる方法
  • 医療者としての存在意義を再定義するワーク
  • キャリアストーリーマップで未来を描く
  • ビジョンを現場に浸透させるための考え方
  • ケースで学ぶ:志を言語化した医療者の事例
  • 同期との対話から新しい視点を得る
  • 30秒で「自分の志」を伝えるピッチ演習
  • 志を軸にしたキャリア戦略の立案

講義を支える国内屈指のプロ講師陣

大杉泰弘 藤田医科大学 総合診療科 教授

総合診療教育の第一人者であり、地域医療改革を牽引するリーダー。臨床経験を重ねた後、2015年に藤田医科大学で「総合診療プログラム(藤田総診)」を創設。専攻医は2019年12名から2023年には31名へと急増し、総合診療医の育成モデルを確立。地域中核病院を「コミュニティホスピタル」へ再編し、医療の社会インフラ化を実現。MBA取得後は教育×経営×臨床を融合させた新しい医療モデルを展開。2023年にはグロービス経営大学院「創造部門アルムナイ・アワード」受賞、その企画力と人間的魅力は業界内外で高く評価されている。

田久保善彦 グロービス経営大学院特任副学長 教授 藤田医科大学客員教授

慶應義塾大学理工学部卒業、学士(工学)、修士(工学)、博士(学術)。スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所、グロービス経営大学院 研究科長、副学長などを経て現職。大和大学特任教授。医療系のオルバヘルスケアホールディングス株式会社(東証スタンダード上場)を含め複数の上場企業、ベンチャー企業社外取締役、顧問等も務める。元経済同友会幹事。
著書:『社内を動かす力』(ダイヤモンド社)、『「人的ネットワーク」づくりの教科書』(東洋経済新報社)、『日本型「無私」の経営力』(光文社)、『ビジネス数字力を鍛える』、『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』、『創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか』等多数。

中込雅人

藤田医科大学および豊田地域医療センターで総合診療に従事し、幅広い臨床経験を積む。藤田総診では年間30名規模の新規医師リクルート戦略を主導し、組織の発展に大きく貢献。MBA取得後は、医療者向けアントレプレナーシップ育成プログラムを独自開発し、開始からわずか2年で数百名規模に拡大。さらに、認定こども園の理事や療育サービス企業のアドバイザーとして地域医療・教育・福祉の連携を推進。臨床・教育・経営を横断する幅広い実績と情熱を持つ。

取得資格:総合診療専門医/認定産業医/保育士/MBA

菅もも 

産婦人科専門医として臨床現場で活躍しつつ、名古屋大学在籍中に論文博士を取得。3人の出産や夫の海外留学を経て、キャリアを何度も再構築した経験を持つ。帰国後は経営大学院でMBAを取得し、経営視点を学ぶと同時に、自分の生き方や働き方を深く見つめ直す。現在は産婦人科で出生前診断などに携わる傍ら、在宅診療の拡大を目指して藤田総診で研鑽中。臨床・育児・経営をバランスさせながら、多様な経験を明日からの実践に生かす力を持つ。

取得資格:産婦人科専門医/産科婦人科遺伝診療学会認定医/漢方専門医/認定産業医/MBA

小松大介

東京大学大学院修士課程修了後、マッキンゼーでコンサルタントとしてデータベース・マーケティングや業務改革を手掛けた後、株式会社メディヴァの創業に参画。これまで300超の病院と200超のクリニックの新規開業・経営支援・再生を支援。現在は約80名規模のコンサル部門責任者として、健全経営と地域医療再生をリードする。さらに、コミュニティホスピタル協会を立ち上げ、全国普及を推進。「診療所経営の教科書」など著書多数、講演・執筆活動も精力的。医療経営の第一人者として、戦略から現場実行まで支援する。

磯部輝紀

名古屋市立大学を卒業後、湘南鎌倉総合病院で初期研修。「救急車受入数日本一の病院」で、現場を支える緻密なオペレーションに衝撃を受け、以後「医療を支える仕組みづくり」に強い関心を抱く。泌尿器科専門医として臨床に携わる中で、医療従事者が疲弊する構造的課題を痛感し、2024年より藤田総診で組織運営と患者価値をテーマに研究を開始。現在は中小病院の訪問診療部門改善にも携わり、MBAで学んだ経営視点を武器に、現場と経営をつなぐ橋渡しを担う。

学び方の特徴:反転学習+アクティブラーニング

STEP01 事前学習(インプット)

短時間の動画や資料で基礎を押さえ、当日の理解度を最大化します。近年の研究でも、反転授業を導入した医療者研修では知識定着率が約1.5倍に向上したとの報告があります。限られた時間で効率的に学べるため、忙しい臨床医にも最適です。

STEP02 当日ワーク(アウトプット)

実際のケーススタディやグループ討議を通じて、現場の課題を深掘りします。「聞くだけ」の受動的な学びではなく、自ら考え、議論することで臨床現場での応用力を磨くことができます。MBA的な思考法やマネジメントスキルも、実践の中で自然に体得できます。

STEP03 仲間とのディスカッション

「臨床の先」を模索している医療者と意見を交わすことで、新しい視点に触れ、次のキャリアを考えるヒントが得られます。異なるバックグラウンドを持つ医療者同士での対話は、自分では気づかなかった可能性や選択肢を広げるきっかけになるはずです。

3か月後、あなたは“臨床だけの医療者”ではなくなる

この講座で得られるのは、知識ではなく「新しい視点」です。3ヶ月後、あなたは“臨床しか知らない医療人”ではなく、現場と経営をつなぐ“新しい医療人” になっています。

受講によって得られるもの

01

MBA的思考法を体験する

  • 戦略・財務・マーケティングを、たった3か月で凝縮習得

  • 医療現場のケーススタディだから“その日から使える”学び

  • 「なぜそうなるか」を考える力が自然と身につく

  • MBAレベルの視座を、最短距離・最小負担で手に入れる

受講によって得られるもの

02

キャリアの可能性が広がる

  • 経営・教育・産業医・行政・海外医療へと視野が広がる

  • 「このままでいいのか…」という不安を、次の一手に変える

  • 自分の強みと価値を再発見し、キャリアを再設計できる

  • 10年後も選ばれる医療人でいるための“武器”を手に入れる

受講によって得られるもの

03

優秀な仲間とのつながる

  • 「臨床の先」を考える同世代の医療者と出会える
  • 医師・薬剤師・看護師・経営者など、多職種から刺激を受ける
  • ディスカッションで、独学では得られない視点と発想を手に入れる
  • ここで生まれるネットワークが、キャリアの選択肢を大きく広げる

参加前

参加後

視野

臨床に追われ、毎日が「診る・書く・こなす」で終わる

医療を経営・社会・海外の視点から俯瞰できるようになる

スキル

「財務」や「戦略」という言葉に苦手意識があり、会議でも発言しづらい

数字を読み解き、戦略を語れる“言語化力”を手に入れる

キャリア

専門医は取ったけれど、この先10年のキャリアが描けない

臨床+αの選択肢を知り、自分の未来をデザインできる

立場

経営層や他職種との会話で“蚊帳の外”に感じることがある

組織を動かす議論の場で、対等に意見を言えるようになる

臨床+αの視点を手に入れて、10年後も選ばれる医療者に

わずか3ヶ月で、現場と経営をつなぐ“新しい医療人”になる第一歩を。

  • 専門医は取ったけど、この先のキャリア像が描けない
  • 経営や社会にも関わりたいけど、MBAに行くほどではない
  • 同世代の医療者が何を学んでいるのか気になる

ひとつでも当てはまるなら、“臨床+α”の新しい視点を手に入れるチャンスです。たった3か月で、数字を読み、戦略を描き、未来を選び取る力が身につきます。

特別キャンペーン実施中。詳しくは問い合わせフォームへ

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