2020年から、ソラミチシステム社内向けに発信しておりました「ソラミチ魂」を公開いたします。
本記事は、約5年前の新型コロナウイルス感染拡大期に執筆されたものを、一部再編集したものです。

田浦です。
今回のテーマは、「進化論」です。

新型コロナウイルスの感染拡大が連日報じられ、感染者の数が日々、過去最高を更新しています。
一人ひとりが感染防止対策を図る必要がありますので、
ぜひ皆さんもしっかり対策していきましょうね。

仕事においても、今まで通りのやり方ができなくなっていますよね。
従来の常識が通用しなくなってきています。
今までのやり方だけでは、成果を出すことはできないと思います。

実際、思うような成果を出すのが難しい世の中ですが、
今の状況を皆さんはどう考えていますか？

「世の中がこんな状況だし、今は成果が出せなくても仕方ないよね」
と考えていますか？

それとも、

「この状況だからこそ、お客さんに貢献できることは何かないか」
と考えていますか？

この考え方で、だいぶ「差」は生まれます。

少し厳しい言い方をすると、前者の考え方（成果を出せなくても仕方ない）の場合は、
今後ビジネスパーソンとして活躍していくことは難しいのではないかと思っています。

今後は、今以上に技術革新や環境変化のスピードが間違いなく上がります。
現状の変化のスピードですら対応できないと、年々難しくなるのではと予測されます。

原則として、対価はお客様への貢献から生まれます。
それを理解せずに、「できない理由」を探して、結果が出なくても仕方ないよねという姿勢では、
これからの時代で活躍する、生き残っていくのは大変なのではないかなと思うのです。

私の好きな言葉に、

「生き残る種とは、最も強いものではない。 最も知的なものでもない。 
それは、変化に最もよく適応したものである。」

という言葉があります。

進化論で有名なダーウィンの言葉です（諸説ありますが・・・）。

これは、ビジネスにも当てはまると思うのです。

特に今は、個人も企業も時代に合わせて「変化」しないといけない時代になっています。

ただ、変化といってもいきなり大きなことを変えようとするのではなく、
日々の考え方や行動を見直し、小さな変化から実践していく。
それでいいと思っています！

例えば仕事でも、やり方をいきなり180度変える必要はなく、
話し方や訴求の仕方を変えてみるとか工夫はいくらでもできますよね。

提案のアプローチに関して言えば、環境の変化に合わせていない場合は注意が必要です。

環境の変化によって、薬局はいま何に困っているのか。
患者様から何を求められているのか。

そういった視点を持って、提案を変化させていく必要がありますね。

例えば、私なら次の視点で提案を考えます。

■感染症の拡大で、世の中も「密」に敏感になっている。
→LINE調剤予約で待ち時間の短縮を実現しませんか？
　感染症対策にもなりますし、口コミ経由で処方箋が増加した事例もあるようです。

■感染症の拡大で、薬局の経営状況が変化している。
→指導ナビを使って適切な服薬指導をサポートしませんか？
　実際、指導ナビの活用により算定実績が改善した事例もあります。

あくまで一例ですし、正解はありません。

今回伝えたいのは、

「この状況だからこそ、お客さんに貢献できることは何かないか」

を常に考えて、今の時代に適応するために「変化」させていってほしいということです。

環境の変化を言い訳にするのではなく、
これを『CARADA電子薬歴Solamichi』の飛躍のきっかけにするつもりで動いていきましょう。

「大きく変わる」と書いて「大変」です。

変わることは、大変ですが、その先の未来を見つめて、
今、全員で工夫し、変化して、常に成長するチームでありたいですね！

そうすることで、医療のプラットフォームの完成が近づくと信じていますし、
個々人においても市場価値の高い人財になれると信じています！

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【編集後記：5年後の今、振り返って】

あれから約5年。コロナ禍は大変な試練でしたが、社会や医療の在り方が大きく変わる転機となりました。「変化への適応」というテーマは色褪せるどころか、AI技術の台頭やDXの加速により、その重要性を増しています。

当時を振り返り改めて感じるのは、変化を恐れずに受け入れ、それを自らの進化につなげること。この姿勢こそが、不確実な現代を切り拓くカギだと確信しています。