みずほ薬局前原店
所在地 | 千葉県船橋市 |
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開局 |
2000年 |
店舗数 |
5店舗 |
常駐薬剤師数 | 3人 |
立地 | 診療所門前 |
導入年月 | 2021年11月 |
導入前の状況 | 紙薬歴 |
株式会社マリンは千葉県内で5店の調剤薬局を運営している。そのなかのひとつ、みずほ薬局前原店は、21年11月にそれまでの紙薬歴をやめ、『CARADA 電子薬歴Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を導入した。同店の管理薬剤師・山崎美恵子さんに、導入の経緯と、業務内容の変化について聞いた。
導入の目的 |
ハイリスク加算算定への対応、地域支援体制加算等への対応を考慮して |
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導入の決め手 |
簡易な操作性、利用端末が増えても費用負担がかわらないこと |
得られた効果 | 薬歴内容の充実と平均化、各種加算への対応 |
薬局は開局20年以上で、患者さんのほとんどは、門前のクリニックにかかられている方、この地域にお住いの方です。私自身もここに20年以上在籍しています。
そうですね。「ここはスナックではありませんよ」と言いたくなることもあります(笑)
ファイルの管理には不便を感じていました。調剤室には収まりきらず、別の部屋にも保管していたので、探し出すのに苦労することがありました。ただし、薬歴作成という面ではとくに不便を感じていませんでした。
それはとくにありませんでした。店独自の記載項目を定めて、それを埋めていくようにしていたからです。最終的には私がすべての薬歴に目を通すようにしていたので、薬剤師間による内容の差は生じず、一定レベルの平均化も達成できていました。薬歴が見やすくまとまっていたことから、患者さんからは「ここは待たなくてすみますね」とまで言われていました。
数年前に電子薬歴の導入はどうかと本社から打診されたことがありました。でもそのときには電子化するメリットがあまり感じられず断っていました。
今後の薬局の経営を考えると、在宅訪問やハイリスク薬加算など、紙薬歴では手間がかかりすぎて対応が難しい分野まで手を広げていく必要があります。社長からはそうした説明を受けたうえで、他店舗のモデルケースとして先行導入してもらいたいと言われました。
当初候補は2社ありました。どちらもクラウド型です。最終判断を現場に任されていたので、5人の薬剤師でどちらを選ぶか議論しました。実をいうと、一度は別会社の電子薬歴に意見がまとまりました。『CARADA 電子薬歴』との比較で言えば、別会社のほうが、「あれも、これもできそう」と思えました。一方で『CARADA 電子薬歴』は厚みに欠ける印象でした。
最終的にひっくり返った要因は、操作性でした。薬剤師の平均年齢は50歳を超えていて、数年前にようやくスマホに切り替えたという人が半数。そういう状況から考えれば、操作性はシンプルなほうがいいに決まっています。『CARADA 電子薬歴』の厚みに欠けるという印象は、言い換えればシンプルということ。
逆に「あれも、これも」は、仕上げる際に手間や時間がかかるということですし、自分たちのITスキルを考えれば、それこそ使いこなせないリスクのほうが高くなります(苦笑)。ソラミチシステムの営業担当者の熱意あるプレゼンで(笑)、そう気づかされました。
もう一つ決め手になったのは、導入台数によって導入費用や月額費用が変わらない点です。薬局の展開に合わせてパソコンやタブレットを増やすことができるからです。企業としての負担も、今後他店舗への展開も含めてこれはかなり魅力的でした。
当初「パソコンなんて無理」としり込みしていた年配のパート薬剤師もすぐに使えるようになりました。現在のところ操作でとくに困ることはありません。やはり、シンプルな操作性を重視して選んでよかったと感じています。システム側からいろいろ提案してくれて、それを選んでいけばいいという点も使いやすさにつながっていると思います。
基礎情報を打ち込まなくてはなりませんでしたし、紙薬歴も確認のために並行して出す必要があったので、導入当初はなかなか大変でした。
それでも操作や内容の面ではとくに苦労は感じませんでした。薬歴の前回、前々回情報との比較も簡単でしたし、申し送り事項も紙薬歴時代の付箋代わりにポップアップ表示があって、情報の共有がスムーズにできたからです。
指導ナビを使っているので一般的なことはクリックで、主訴など必要な情報は打ち込むようにしています。
薬剤師による能力差というのは、多少なりとも存在します。以前はその補正を責任者である私がやっていたわけですが、いまはシステムに一任しています。そこにかかる私自身の労力は軽減されたと思います。
指導ナビの利用は、薬歴作成時だけでなく服薬時の指導内容の充実にもつながっています。患者さん視点に立てば、どの薬剤師からも同一の指導、サービスが受けられる点でメリットがあると思います。
紙薬歴時代は取っていませんでした。導入当初もとくに考えていませんでしたが、操作に慣れるに従って、意識が変わっていきました。ハイリスク薬には「H」のマークがついていて、それをクリックするだけで鑑査、服薬指導、薬歴記載など、ハイリスク薬加算を算定するのに必要な情報が出てきます。この内容どおりに進めれば問題なく算定できるのでは?と感じるようになったのです。もちろんいきなり全部というわけにもいきませんから、いまは品目を絞って算定するようにしています。
地域支援体制加算を取るうえで薬局に課された業務をサポートする機能が充実していることです。たとえば在宅訪問の報告書や契約書。患者さんの服薬状況に関してのトレーシングレポート。日常的に発生するこれらの業務は、紙薬歴時代に比べれば効率的になりました。すべて手書きで対応するのは無理だったと思います。地域支援体制加算の取得に必要な業務をこなすことは電子薬歴導入の目的のひとつだったので、その面でメリットを感じています。
もともと地域に根差した薬局ではありますが、地域との連携をさらに進めていきたいと考えています。当面の課題としては、地域支援体制加算の算定に必要な基準を満たすこと。さらに先を見据えれば、この地域も高齢化が進んでいるので在宅訪問にもっと積極的に関わっていく必要があると思っています。
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