直感的にわかるインターフェイスで
高齢薬剤師も問題なく使用

緑の森薬局取上

所在地 青森県弘前市
開局

1998年

店舗数

6店舗

常駐薬剤師数 3人
立地 内科クリニック近く
導入年月 2021年7月
導入前の状況 紙薬歴

インタビュー動画

緑の森薬局は、青森県弘前市を中心に計6店舗の調剤薬局を展開している。全店舗とも薬歴は手書きだったが、21年から現在までに5店舗に『CARADA 電子薬歴 Solamichi』(以下『CARADA 電子薬歴』)を導入した。21年4月に導入した緑の森薬局取上で、薬剤師の高橋昇太さんに話を聞いた。

導入の目的 紙薬歴からの脱却と、薬歴内容の充実
導入の決め手 1画面で完結する簡易性と指導ナビの機能性
得られた効果 必要とされる情報を網羅した薬歴の実現

内科クリニックの門前にあります。

患者さんの大半は、門前の内科クリニックからです。循環器系が専門なので、高血圧、不整脈など血管や心臓系の疾患の方が多いです。

高橋さんのキャリアについて簡単に教えてください。

以前は県外の病院に勤めていましたが、2年くらい前、結婚を機に弘前に来て、以来緑の森薬局に勤務しています。取上店に来てからは1年くらいになります。

病院と調剤薬局とでは、どのような点で違いがあるのでしょうか。

業務内容の細かい違いはいろいろありますが、いちばんの違いは患者さんに接する期間です。病院は病気が治癒するまでの一時期でしかありませんが、調剤薬局では患者さんと長く関わることになるケースが珍しくありません。薬の受け渡し、説明だけでなく、患者さんの生活そのものに関わっていくことになります。

緑の森薬局さんは、以前は全店舗紙薬歴でした。高橋さんが来られたときにはまだ紙薬歴だったと思うのですが、戸惑いもあったのではないですか。

あらかじめ説明を受けていたので、とくに戸惑うようなことはありませんでした。

紙薬歴は、電子薬歴に比べれば効率面でどうしても劣ります。

使用頻度の高い文章をゴム印にするなどの工夫をしていましたが、効率化するにしても限界はありました。相互作用などのチェックにしても、量も質も電子薬歴にはかないません。

『CARADA 電子薬歴』を使い始めたのは、緑の森薬局取上に異動されてからですか。

本格的に使ったのは異動後ですが、異動前も他の薬局にヘルプで行ったときなどに使う機会はありました。

実際に使ってみてどういう感想を持ちましたか。

UIが整っているという印象を持ちました。ここを押せばこういう情報が出てくるというつながりが直感的にわかります。紙薬歴の経験が長い高齢薬剤師の方も問題なく使えるようになりましたが、要因はそこにあると思います。

※UI/ユーザーインターフェイス=ユーザーとシステムの接点、関係性を表す言葉で、操作性、機能性も含めたシステムデザイン全般を指す。
高橋さんは病院薬剤師時代には薬剤部のシステムのマスター管理も担当していた。

電子化で処方内容の変更がひとめでわかるように

現在薬歴はどのように作成されているのでしょうか。

指導ナビを使いつつ、SOAP形式にまとめています。SとOは打ち込んで、Aは指導ナビをベースに補足があれば加えて、Pはほぼ指導ナビの内容で、というような使い方です。指導ナビが提示してくれる指導内容については、服薬指導の際によく参考にしています。副作用ひとつとっても確認事項は多岐に渡りますが、個人ですべてをカバーするのは難しいものです。そこをサポートしてくれるので助かります。

紙薬歴時代と比較して、薬歴にかかる時間は短くなりましたか。

実は、単に時間という面では短くなってはいません。紙薬歴は慣れている人なら早く書き終えられるからです。もちろん内容的に十分というわけではありません。副作用や併用薬チェックにしても、薬剤師の知識、経験値の範囲内に収まることが多くなりますから。
電子薬歴になって薬歴にかける時間そのものはやや増えましたが、内容的は比べ物にならないくらい厚みが増したと思います。

紙から電子に切り替えたことによるメリットを、どのようなときに感じますか。

処方内容に変更があったときです。たとえば量変があったとして『CARADA 電子薬歴』では量変マークが表示されるので見落とす心配がありません。量変に限らず、患者さんの処方内容の変化を過去から現在まで追えること、しかもそれを簡単に読み取れることは電子薬歴の大きなメリットだと思います。

在宅訪問はされていますか。

現在5件ほど受け持っています。それ以外、ご自宅まで薬を届けるよう依頼されている案件もありますが、ご自宅で服薬指導までしたほうがいいようなケースでは、在宅訪問の契約をお薦めするなどして、少しずつ増やす方向でいます。

『CARADA 電子薬歴』には在宅訪問業務をサポートする機能もあります。

報告書作成機能は毎回使っています。薬歴作成とセットになっているので便利です。

在宅訪問をするうえで難しさを感じることはありますか。

現在受け持っている患者さんではとくに難しさを感じることはありませんが、臨時で配達に行ったときに認知症がかなり進んでいる患者さんがいて、対応に困ったことはありました。はたして薬を本人にお渡ししていいものなのか、代金を受け取れるのか……。担当されている介護施設のファイルを見つけたので、とりあえず連絡して指示を受けましたが、介護現場の実情を肌で感じることができました。
薬局も含めた医療機関や介護事業者が、地域社会をカバーしていかなくてはならないということはもちろん理解していましたが、その重要性に改めて気づかされたできごとでした。

最後の質問になりますが、今後『CARADA 電子薬歴』にどのようなことを期待しますか。

私は以前勤めていた病院ではシステムのマスターの管理を担当していました。仕組みを調べたり理解したりすることが好きで、『CARADA 電子薬歴』でもふだんからいろいろと押してみたり、触ったりしていますし、アップデートがあればそのつど確認するようにしています。先日のアップデートでは、患者様を検索する際に、氏名間のスペースが省略可能になりました。こうした小さいけれども、使い勝手の向上につながる改善はユーザーにとってはありがたいことです。今後もこうした改善を重ねて、ますます使いやすい電子薬歴に進化してもらいたいと思っています。

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