2021年8月より、地域の医療機関や他の薬局と連携し、病院と自宅などの間をつなぐ役割を担う「地域連携薬局」への認定要件として、トレーシングレポートなどを毎月平均30件以上提出することが求められています。トレーシングレポートに継続的に取り組むためには、現場の薬剤師の負担を最小限に抑え、作成の目的を明確にすることが必要です。そのための5つのポイントについて、独自システムを利用しているグリーンファーマシーの事例をもとに解説します。トレーシングレポートを通じて、薬剤師ならではの視点から医師へ情報提供することは、患者への安心・安全な薬物療法の提供にもつながっていきます。
なお、お役立ち記事では、2月は「調剤薬局の売り上げを考える(仮)」、3月は「求められるトレーシングレポートの書き方とはー書き方編ー」を配信予定です。
※「トレーシングレポート」:服薬情報提供書のことで、薬剤師が患者から得た情報の中で、「緊急性は低いものの処方医へ伝える必要がある」と判断した内容を記載した文書のこと。