
「当たり前」を疑え
2020年から、ソラミチシステム社内向けに発信しておりました「ソラミチ魂」を公開いたします。
本記事は、約5年前の新型コロナウイルス感染拡大期に執筆されたものを、一部再編集したものです。
田浦です。
今回のテーマは「当たり前を疑うこと」です。
新型コロナウイルスが日本に上陸してから、長い月日が経ちました。
想像すらできなかったこの事態ですが、
まさにこの状況こそ『7つの習慣』でいう
「パラダイムシフト」が起こるタイミングなのだと思います。
価値観を変えざるを得ない状況ですよね。
今までの当たり前が当たり前ではなくなっていく
誰にも「正解」は分かりませんが、ただ一つ断言できるのは、
もう元通りにはならないということです。
Uber Eatsの「楽さ」を知ってしまった人が、
コロナが収束したからといってUber Eatsを使わなくなるとは考えにくいでしょうし、
LINEでの処方箋予約の「簡単さ」を知ってしまった人が、
あえて薬局で待つことはしないでしょう。
これからも、さまざまな「ルール」が変わっていくと思います。
冗談抜きで、
防護服を着ないと人と会ってはいけないという世界が生まれるかもしれないし、
人と会うのは1日3人までと決められてしまうかもしれません。
ルールとは突如変わるものです。
そうなったとき、いかに早く新しいルールに対応できるかが生き残るカギになるでしょう。
対応力を高めるうえで、私が大切だと思うのは
「この状況は当たり前ではない」
と常日頃から思えているかどうかだと思います。
例えば私で言えば、賞与をもらえることは当たり前ではありません。
社会人1年目の11月、
私を含めた新入社員全員が社長に呼び出されました。
その時に言われたのが「申し訳ないが賞与は出せない」という言葉です。
その時、私を含めた新入社員はどんな気持ちだったと思いますか?
「ふざけんな!」とか「こんな会社辞めてやる」とかでしょうか。
実は違います。
全員がホッとしていました。
なぜなら、新入社員全員が「解雇される」と思っていたからです。
その1か月前、
新入社員より数字を出している先輩が何人か退職を余儀なくされました。
リーマンショックの影響は甚大で、会社が存続できるかどうかの瀬戸際だったのです。
満額ではありませんでしたが、2年目になって初めて賞与をもらったときは、
社長含め周りの人への「感謝」しかありませんでした。
そういった経験から、賞与はもらって当たり前という価値観が私にはありません。
パートナー企業様と一緒に目標数字を追えることも、当たり前ではありません。
私にとってはあり得ないことです。
以前、電子薬歴を販売していたとき、
医薬品卸会社に「代理店になってほしい」と頼みに行ったことがあります。
その際は、お取引には至りませんでした。
代理店契約を結ぶことは叶わなかったのです。
他の医薬品卸会社に行っても、同じ対応でした。
なので、すべて一人で、直販で販売しました。
ただ、本当にしんどかった…。
自分のやり方は正解ではありません(あくまで一例です)が、
薬局様が困っていることは何でも対応して、
信頼を得てご紹介をいただいて実績を積み上げていました。
薬剤師の採用で困っていると聞けば、
その薬局の魅力をまとめた資料を作成して薬科大へ一緒にプレゼンへ行き、
事務員が急に休みになって困ったと聞けば、
朝一番から薬局様へ伺い、業務のサポートをし、
個別指導が不安だと聞けば、
どのような準備が必要かを確認して、資料作成などを入念に支援し、
在宅医療を増やしたいけど、どうしたらよいのか分からないと聞けば、
薬剤師の方と一緒に多職種連携の場に参加させていただき…
といったことを多くの時間と労力をかけて対応し、薬局の方々から信頼を得て、
やっと他の薬局をご紹介いただいておりました。
だからこそ、1件のご紹介のありがたさを身に染みて感じておりますし、
ご紹介いただいた案件は、絶対に受注しようと思って、
事前準備を行い、作戦を立て、ご紹介先の先生から情報を伺い、
100%できることをやって、商談に臨んでおりました。
「この状況は当たり前ではない」
と思っているから、パートナー企業の皆様に感謝できるし、
もしその状況が変わったとしても対応できる自信があります。
改めて、みなさんにとって当たり前になっていることは何でしょうか?
もし、その当たり前がなくなってしまったら、
ルールが変わってしまったら、どう対応しますか?
これからもさまざまな「ルール」が変わっていく世の中だからこそ、
日ごろから対応力を磨いていきましょう。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


