
ソラミチ創業の経緯
2020年から、ソラミチシステム社内向けに発信しておりました「ソラミチ魂」を公開いたします。
田浦です!
今回のテーマは、「ソラミチ創業の経緯」です。
新しい電子薬歴をつくりたいと思ったタイミングで、
ある企業から声を掛けてもらいました。
「ぜひ、新しい薬歴を一緒に作りましょう!」と
何度も会食に誘ってくれて、熱心に声を掛けてくださったのです。
「自社にはすでに8000店舗を超えるお客様がいます。
そこに田浦さんが作った薬歴を提案しましょう。 絶対に成功します。」
そして、システム開発の経験が全くない、ただの営業だった私に対して、
熱意と期待が伝わるオファーを提示してくれました。
新しいシステムを作りたい!と言って本当に作れるチャンスは滅多にありません。
開発費まで出してくれるわけですから、
このチャンスに乗っからない理由はないなと思っていました。
方向性が定まり、その企業で新しい仕事を始めようかと考えていたタイミングで、
出会ったのがエムティーアイのAさんです。
しゃべりたがりの私ですから、Aさんにもいつものごとく私の今までの経験やこれからやりたいことを熱を込めて話をしていたら、
「その薬歴は絶対うちでやるべきだ!
エムティーアイとなら田浦さんの実現したい未来を叶えることができるから!
そちらの企業と組む前に、うちの前多とぜひ会ってほしい!」
と強く推してくださり、前多さんと会う機会をすぐに作ってくれました。
そして、エムティーアイの前多さんと出会ったことでソラミチが生まれます。
前多さんと初めて会った日は今でも覚えています。
前多さんとお会いして、
エムティーアイのこれからの話を聞いたときの衝撃は大きかったですし、
久々に心から尊敬できる人に出会えたことに喜びも感じました。
前多さんがその時に話をしてくれたのが医療のプラットフォームの話です。
前多さんが2016年にジュネーブ(スイス)で開催された、
“Digital Health for Healthy Lives and Wellbeing for All”で
講演した際に話した言葉に、
「We believe the mobile healthcare is not just digitizing data and services. What we are aiming at is to link every service with each other, and link them with local governments, hospitals and community.」
(モバイルヘルスケアは、データとサービスをデジタル化するだけではないと考えています。私たちが目指しているのは、すべてのサービスを相互にリンクし、それらを地方自治体、病院、コミュニティとリンクすることです。)
※グーグルさんに翻訳してもらいました(笑)
という言葉があります。
前多さんは私との初対面のときも、この話を熱く語ってくれました。
1,000名を超える規模の上場企業の社長が、なにも肩書のない私にここまで話をしてくれることに感動しましたし、
今の日本の医療を変える
という本気度がバンバン伝わってきて、久々に痺れたのを覚えています。
この時、前多さんの夢が、自分の夢にもなった瞬間でした。
私は、薬歴を作りたいわけではありません。
薬歴はあくまで 「手段」 です。
今までにない薬歴をつくることで、その先にある医療のプラットフォームを完成させたいのです。
前多さんと話をしていて、
薬歴だけでは、薬局を抑えるだけで、日本の医療は変えられない
ということも痛感したとともに、自分がやりたかったことが明確になりました。
5年で1万店舗の薬局に薬歴を導入し、エムティーアイが目指すプラットフォームの「ハブ」をつくる
これを達成することで、安心して医療を受けられる世界をつくることができ、膨大な医療費も削減することができます。
最終的には、日本の医療を変えることができるのです。
ソラミチの創業について理解していただけたでしょうか。
少しでも理解してもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


